ラベル 勉強会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 勉強会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年12月20日日曜日

時間



このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2015 diff』の18日目の記事です。


時間の流れ


同じ書籍や歌や映画でも、そのときその時でまったく異なる顔を魅せる。

その時に悩んでいることにスポットがあたり、光り輝いて見えてくる。
毎回、新しい発見があるのだ。

そういうメディアを1つもって置くと良い。
マンガでもドラマでも映画でもアニメでも歌でも歌詞でも書籍でも。

私の場合は、この2つ。
自分の考えていることがちっぽけに思える。

リーンソフトウェア開発と組織改革
http://www.amazon.co.jp/dp/4048687417

人生の扉(アルバム Denim) 竹内まりや
http://www.amazon.co.jp/dp/B000O76P6M


I say it's fun to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it's nice to be 50
I say it's fine to be 60
You say it's alright to be 70
And they say still good to be 80
But I'll maybe live over 90
引用:人生の扉(アルバム Denim) より




自分の時間軸のdiffを感じる。
楽しもう。自分の人生の扉が開かれる瞬間を。


自己紹介


最後に自己紹介。私は「駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人である。

出会い



このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2015 diff』の17日目の記事です。


いろんな人と出会う

これまでの人生でいろんな人に出会って一緒に活動や仕事をしてきた。

  • 圧倒的な包容力をもった人
  • 圧倒的な技術力をもった人
  • 圧倒的なスピードでコーディングしていく人
  • 圧倒的に話の根幹を掴める人
  • 圧倒的に前向きでブルドーザーのごとく仕事を解決していく人
  • 圧倒的に人に対して感謝をする人
  • 圧倒的な笑顔でどんな空気でも柔らかくしてしまう人
  • 圧倒的に仕事も遊びも全力でする人
  • 圧倒的なリーダーシップをもっている人
  • 圧倒的に面白くすることにたけている人 
  • 圧倒的にwhyを考える人
  • 圧倒的な笑顔で仕事をおもしろがって邁進する人
  • 圧倒的に熱量をもって真剣な人
  • 圧倒的に相手をサポートしてくれる人
  • 話しているだけで勇気がわく圧倒的にコミュニケーション能力が高い人



歳をとってからでも、刺激を受け、ちょっとずつでも変わっていける。
そんな素敵なメンターが私にはたくさんいる。
なんて幸せな人生なんだろう。
こんな人に少しでも近づきたい。

自分がネガティブなダークサイドに陥った時、よく考える。
こんな時、この人だったらどういう風に考えるのだろうかと。

自分とのdiff

それを見つけるためには、いろいろな人と出会わないかぎりできない。
そして、もうひとつ。
自分と向き合わないといけない。

とことん見つめてみよう。自分のStrong Pointを。


自己紹介


最後に自己紹介。私は「駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人である。

2015年12月3日木曜日

ささやこう。耳をすまそう。


このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2015 diff』の3日目の記事です。
昨日のエントリーは、@papandaさんによる「違いに向き合い続けたことで、前進をしてきた。」でした。

ぼっち


ひとりで開発している人って結構いると思う。
私も20代の頃、ずっと1人で開発していた。
配属先はどこも少人数で、新しいことにチャレンジする部署を多く経験した。
前例のないことばかりする。
だからワークフローやプロセスが確定している業務はあまりしたことがない。

プロセスやテストなど、まったく分からなく、存在すらなく、自分で調べ、構築するしかなかった。上司も分野が異なっていたので参考にならないことが多かった。
隣の大所帯の部署やチームを羨ましく思っていたものだ。
他の開発の現場ってどうなっているのか、気になって聞いたけど、まったくついていけていない自分がいたりした。そう、一回で諦めたんだ。うーん懐かしい。

21世紀


今は世の中が大きく変わっている。

社外の勉強会などに目を向ければ、課題を持った仲間が見つかる。
どの開発の現場も同じような課題を持っている。
既に経験している人もいるだろうし、丁度ぶつかった人もいるだろうし。
そこにdiffが存在しているだろう。

経験者の話に耳をすまし、プロセスや概念を真似してみよう。
真似るだけでは、うまくいかないことも多々あるだろう。
でも、そこで諦めてはいけない。
経験者は自分の頭で考え、試行錯誤しながら、その文脈で成功したのだから。
考え続け、カイゼン続け、同じように試行錯誤しながら、自分のチーム色に染めていけばいいだけだ。

社内は?


社外の方がハードルが高ければ、社内に目を向けても良い。
同じ会社でも絶対diffがとれるはずだ。
座談会という形式で人に集まってもらうだけで、いろいろな話題が聞けるはずだ。
不安に思っていたり、自慢したい事でも良い。
アドバイスをしたいとか、何かを解決したいとすら思わなくても良い。
感じれば良いのだ。
違いを面白いと思えばいいのだ。もしくは、類似点を面白いと感じればいいのだ。

耳をすませば


うちの会社には、そんな場が存在する。
チームの問題をお互いに共有し、気がついたことを持ち帰る。つまりdiffを自分たちのチームに持ち帰る場なのだ。

心の中で勝手に名付けている。「耳をすませば」委員会。


聖司:ここ、俺の秘密の場所なんだ、もうじきだぞ
聖司:これを雫に見せたかったんだ
聖司:おじいちゃんから、雫のこと聞いてさ
聖司:俺、何も応援しなかったから、自分のことばっかり考えてて
雫 :ううん、聖司がいたからがんばれたの
雫 :私、背伸びして良かった
雫 :自分のこと前より少し分かったから
雫 :私、もっと勉強する
雫 :だから高校へも行こうって決めたの
「耳をすませば」の映画のワンシーンの台詞を引用

http://www.amazon.co.jp/dp/B00005R5J9

こんな感じで、お互いが成長を刺激合う空気や関係が、その場にはある。
こんな関係で常にありたい。社内でも社外でも。

この委員会を運営・参加しているメンバー、そして見学にきてくれるメンバーに本当に感謝している。

どうにかしたいと思ったら、行動してみるべきだ。人が集まったり、集まらなかったり、山あり谷ありだけど、場をつくること諦めたら、そこで終わる。
継続して実施していくことが大事なんだ。試行錯誤を楽しもう。時には美味しいものを食べながらね。

影響


ビジネスは、その先に必ず利用者がいる。その利用者に影響を与えているのだ。
僕たちは、自分たちの力で世の中を変えていける力を持っている。
その力をどうやって活かすか、成長させるかは、結局は自分次第なのだ。
そのために、自分の現場の話をささやこう。恥ずかしいことなんてない。
使っているツールが古くても、そこに何かの価値があるから。成熟したプロセスになっているのだろう。
ただ、そのプロセスを便利にする方法があるかもしれないから、考えるのを止めてはいけない。

完全解


完全な正解は存在しない。
共有の場で何かを得ようとかせずに、疑問をぶつけようと、しゃかりきに頑張る必要もない。

もっとシンプルで良い。

正直に自分の開発の現場の状況を共有することをささやくことから、はじめてみるだけでいいのだ。そのさざ波が新しい波を呼ぶはずだ。
一歩一歩、1cmでも1mmでも良いんだ。時には後退しても。違う視野で、異なる世界を見てみよう。

まったく関係ないけど、先月、炊飯器を買い変えた。
めちゃくちゃご飯がうまくなった。保温しておいてもうまい。
「なんじゃこりゃー!」って思ったんだ。
あたりまえの日常に疑問を持つ。スゴく重要だと気がついた。
変化とはおいしいのだ。

自己紹介


最後に自己紹介。私は「駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人である。

明日は?


明日は@kimkimmymiさんです。
なんであんなにPowerがあるのか不思議で不思議でしょうがないです。
勉強会に参加しはじめたのが、ほとんど同時期で、色々な悩みなどを共感しあった心の友で〜す。
どんな話がささやかれるのか、耳をすましましょう。

2015年2月12日木曜日

日常に不満があるけれど変わることが嫌な君へ - 越境するための14の方法 -



このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の97日目(2015年2月12日)の記事です。
私自身、Advent Calendarに対して10回目の投稿です。結構アホですね私w


「嫌われる勇気」からの一節

人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのです。ライフスタイルを変えようとするとき、われわれは大きな”勇気”を試されます。
また、こんなことも言っている。
 他者が変わるのを待つのではなく、そして状況が変わるのを待つのではなく、あなたが最初の一歩を踏み出すのです。

われわれは、どんなに不満や不便だったとしても、変化を拒む特性を持っている。心当たり満載の私がいる。この文にある「勇気」を持つため、「最初の一歩を踏み出す」ための道具?概念?を色々あつめてみた。


越境するための14の思考概念・道具・いろいろ

  1. フレーミング
  2. メンタルモデル
  3. ダブル・ループ学習
  4. 守破離
  5. 固定概念
  6. 脳内バリア
  7. オペレーションとイノベーション
  8. 虫の目・鳥の目
  9. 自分の外に原因を求めない
  10. アドラーの嫌われる勇気
  11. 確証バイアス
  12. 勇気づけ
  13. 行動力を生む心がけ
  14. 心配事の9割は起こらない

1つずつ説明するのは色々なリンクにお任せするとして、簡単なサマリーで。


1. フレーミング


学習する組織をつくる:フレーミングの力
http://hisa-magazine.net/blog/manabutikara/teaming3/


世の中を見るフレーム(を変える)こと
人には自分の見方の方が、他人の見方より正しいって感じる認知のバイアスがある

アソシエイトとディソシエイト
「出来事=解釈」を変えることにより、フレームをはずしていく。これをリフレームと呼ぶ。アソシエイト(実体験)状態からディソシエイト(分離体験)スキルを上げていくことにより、感情に振り回されず、自分をコントロールしていく。
マンガでやさしくわかるNLPより
http://www.amazon.co.jp/dp/4820718363




2. メンタルモデル


学習する組織―システム思考で未来を創造する (著)ピーター M センゲ

メンタルモデルとは、私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす、深く染み込んだ前提、一般概念であり、あるいは想像やイメージでもある。
メンタル・モデルに働きかけるというディシプリンの第一歩は、鏡を内面に向けることである。つまり、私たちの内面の世界観を掘り起こし、それを浮かび上がらせ、厳しく精査できるように保持するのだ。
学習する組織 pp.41-42



3. ダブル・ループ学習


ダブル・ループ学習と破壊的イノベーション
http://nedwlt.exblog.jp/15586875/


背景のより深い理解に支えられた理論の再構築、すなわちダブル・ループ学習です。
具体的には、そもそも論の展開によって、真の目的や原因を考えたり、思い込みからくる制約条件の存在を疑ったりします。


4. 守破離


人材育成は「守・破・離」で
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100725/238309


「守」:指導者の教えを忠実に守り、聞き、模倣する段階
「破」:指導者の教えを守るだけでなく、自分の考えや工夫を模索し試みる段階
「離」:指導者から離れ自分自身の形を作る段階


5. 固定概念


ガリガリ君のメーカー赤城乳業に聞く!“固定概念”の壊し方
http://doda.jp/careercompass/compassnews/20140825-9970.html


固定概念を壊す「あそびましょ。」の精神
若手が失敗を恐れずチャレンジできる環境


6. 脳内バリア


マジンガーZの光子力研究所のバリアについて
http://okwave.jp/qa/q8548656.html


子供の頃に見たテレビアニメ「マジンガーZ」に関して、兜博士が研究していた光子力研究所が悪に襲われた時に、バリアで研究所(建物)全体を覆い守りますが、そのバリアは現実に確立されている技術ですか???
確立されているとすれば、どのような技術ですか??
おっと、全く関係ない!!バリアを破る方法は書かれていない!私はバリアを破れってことが言いたかったんだけどね。


7. オペレーションとイノベーション


オペレーションはイノベーションの夢を見るか?
http://www.chem-station.com/blog/2014/03/post-597.html


①開発(品)が人間に対して持つ「価値」の発見、設計または再認識
②想い、情熱、哲学
③厳しく指導しつつも長期間見守ってくれる上司
http://www.amazon.co.jp/dp/4822231437

異質性や多様性を伸ばすための仕掛け...はごく単純で、「あなたはどう思う」と繰り返し質問することだ。p.118



8. 虫の目・鳥の目 


デザインアイデアが続々わき出る3ステップ&トレーニング
http://www.mdn.co.jp/di/articles/2073/?page=3


[鳥の目視点]
 ○ジャンルを超えた新しい価値を生み出せる
 ○総合的なデザインが身につく
[虫の目視点]
 ○オリジナリティの確立ができるようになる
 ○高度な専門性が身につく
http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/


9. 自分の外に原因を求めない

まんがでわかる7つの習慣
http://www.amazon.co.jp/dp/4800215315

人は物事を自分の見たいようにしかみることができない。そのためのパラダイムシフトを起こすには、「インサイド・アウト」に気をつけ、行動を変えることで結果を引き寄せる意識を持つことが大事である 
まんがでわかる7つの習慣 p.25



10. アドラーの嫌われる勇気


嫌われる勇気も大切!思わず感動する「アレフレッドアドラー」名言集
http://matome.naver.jp/odai/2140490619738050701

「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。
誰かが始めなければならない。他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく
http://www.amazon.co.jp/dp/B00H7RACY8




11. 確証バイアス


先入観に縛られて適切な判断を鈍らせる「確証バイアス」を回避する方法
http://gigazine.net/news/20140805-avoid-confirmation-bias/


確証バイアスとは、対象物を評価する際に、先入観に基づいて観察を行い、自分に都合のいい情報を集めてもともと抱いていた先入観に付け加え、対象物の評価にバイアスをかけてしまうこと。正しい評価や判断を邪魔するばかりか、創造性の高い考え方やアイデアを生み出すことにも悪影響を与える

確証バイアスを回避する2つの方法
1.先入観を生み出す原因となる情報源を適切に選別する訓練をすること
2.少し限定的になりますが、Social Science Research Network(通称:SSRN)が発行している記事を読むこと


12. 勇気づけ


勇気づけとは、困難を克服する活力を与えることである。自分自身を勇気づける3つのカギは、下記の3つだという。
  • 所属感:自分自身の居場所
  • 信頼感:周囲の人々に対する信頼
  • 貢献感:自分が世の中の人のために役立っているという感覚

主観的事実で確信をもつ。
貢献することは、自分の富や地位や年齢にも経験にもかかわりなく、意志がありさえすればできる、最も確かな幸福へのパスポートです。
マンガでやさしくわかるアドラーの心理学  pp.212-213
http://www.amazon.co.jp/dp/4820719084



13. 行動力を生む心がけ


色々なことに興味を持つことが、一番の近道なのだと思う。
未知なることを知ろうとすること。本質を見抜こうとすること。その意識が一番、行動につながります。
覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 p.64

http://www.amazon.co.jp/dp/4861139929


14. 心配事の9割は起こらない

http://www.amazon.co.jp/dp/4837925081

莫妄想
比較なんかしないで、絶対の自分を信じて生きよ!
p.15

冷暖自知
実践する中で経験を積み重ねて、体でわかる、つまり、「体感」することで、自分にとって正しい判断ができて、もちろん、行動もついてくるのです。知識だけでは「ものさし」を持つことはできないのです。
pp.68-69

黄金大地
光り輝く黄金の大地があるのではありません。そこにいるあなたが大地を黄金にするのです。
p.79


ここまで、だらだらと書いてきたが、哲学や心理学、宗教といった分野の話が多い。私は素人なので、どんな関連や真理が含まれているのかまでは分からない。ただ、どれも、人間とは何か?幸せとはなにか?といった人間に焦点をあてている。

越境するにあたり、行動するのも、発言するのも、手を動かすのも、全部、自分自身なのである。


今回、「越境」というテーマで10回の投稿をする中で、自分自身や、これまで読んできた書籍に関して、思い起こすシーンが多々あった。紹介した書籍は「まんがで...」が多いので、気軽に手にとってみてはどうだろうか?皆様の何かのヒントになれば幸いだなぁ。

どんなことでも「実践する」というのは、見ているだけ・読んでいるだけの時とは、本当に雲泥の差があることを実感した2015年冬。

タイトルは、「日常に不満があるけれど変わることが嫌な君へ」としたが、君とは私自身のことである。


この機会を与えてくださったDevLOVEの皆様、読んでくださった皆様、本当に感謝しています

次は?


さてさて、明日はAさんです。どんな話が聞けるのか楽しみですね。

2015年1月30日金曜日

1週間全部俺!第7弾 自分の殻を破る。質より量という越境





このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の84日目(2015/1/30)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第7弾。バトンを繋げ、100日まで繋げ!
私自身のようやくの最終日。長かった。

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。


ふりかえり


最終日は9回分を振り返ってみる。

(1)会社間の越境:人材交流 (15日目 11/22)
  http://araratakeshi.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

(2)くにの越境:脱藩 (72日目 1/18)
  http://araratakeshi.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html

(3)仕事場の越境:合宿 【1週間全部俺:壱】 (78日目 1/24)
  http://araratakeshi.blogspot.jp/2015/01/11.html

(4)上司タスクの越境:役職を越え 【1週間全部俺:弐】 (79日目 1/25)
  http://araratakeshi.blogspot.jp/2015/01/12.html

(5)会社文化の越境:転職 【1週間全部俺:参】 (80日目 1/26)
  http://araratakeshi.blogspot.com/2015/01/13.html

(6)業種の越境:サッカーコーチ 【1週間全部俺:肆】 (81日目 1/27)
  http://araratakeshi.blogspot.com/2015/01/14.html

(7)地域の越境:コミュニティ登壇 【1週間全部俺:伍】 (82日目 1/28)
  http://araratakeshi.blogspot.com/2015/01/15.html

(8)職種の越境:マネジメント職 【1週間全部俺:陸】 (83日目 1/29)
  http://araratakeshi.blogspot.com/2015/01/16.html

(9)質より量で越境:自分の殻を破る 【1週間全部俺:漆】 (84日目 1/30)
  http://araratakeshi.blogspot.com/2015/01/17.html



質より量(時間と空間)


大小、長短、強弱、色々書いてきたが、どれもこれも、場所・会社・時間・空間・現在・過去・業種・職種・役職・ポジションという境を越えることを述べた。ベースには個人のマインドを越えるということを綴ってきた。
これって、DevLoveか?越境か?という声が聞こえてきそうだが、マイウェイを突っ走る。

量が質を凌駕することもあるだろう。それを自分自身でTRYしてみたわけだ。まず、一歩を踏み出す。先はどうなるか分からないけど。
越境という単語からリンクする事柄を自分なりに考える1週間。この思考体験は、やっていてかなり面白かった。


なぜやったか?


あー、そもそも何故やったのだ?

1/11の夜、2回目の記事の原案が書き終わったあたりで、突然スイッチが入ってしまったのだ。
100日までバトンを繋げるために自分ができることは何かないか?と思ってしまったのだ。当時、あと23枠のスペースが残っている。どうする?(今日でもまだ、6枠足りてない)。そこで、1週間の7日分を、まず引き受けようと思ったのだ。そこで思い付いた「俺の○○」。
思いたってすぐ、1週間全部俺!を依頼した。自分のエモさに笑いが止まらない。

承諾してくださったDevLoverの皆様に本当に感謝・感謝。
1週間、大変だったけど。自分で決めて自分で行動することは楽しいのだ。

MAZDA TVCM「Be a driver. 2014」篇

自分の行く道は、自分で決めたほうが、楽しいに決まっている。
人生の、ドライバーになろう。


私はたかが1週間だけど、さらに上がいる。月とか年という単位の方々もいる。もう尊敬の念しかない。

Tableau Software Tips&Viz(全部俺) Advent Calendar 2014



Vim Advent Calendar(2012-2014)




まとめ


自分で決めて自分で行動する。仕組みや他人のせいにしていても何も始まらない。不平不満で世の中や人が変わるのであれば、いくらでもすればいい。だが、多分変わらない。その負のエネルギーは自分自身をも不快にさせる。口だけのアイデアでは全く世の中は変わらない。

正のエネルギーに力を注ごう!

そのためには、結局は自分で行動するしかないのだ。自分自身と向き合うしかないのだ。自分の殻は、自分で破るしかないのだ。他人に言われて行動するなんてつまらない。

Be an Agile Driver!

全9回、駄文を読んでくださった皆様! 本当にありがとうございます。


さぁ、自分の殻を破れ!大きく破れ!




次は


ようやくバトンタッチ。
明日は、Hideaki Itoh(@itow_ponde)さんです。

師匠、よろしく お・お・お願いし・しします。あ・あ・あとは、た...た...頼n...バタ... .... ...

か〜ら〜の〜〜〜
.
.
.
.
復活の予感w

俺はしぶといのだ。.


2015年1月29日木曜日

1週間全部俺!第6弾 エンジニアからマネジメントという越境




このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の83日目(2015/1/29)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第6弾。バトンを繋げ、100日まで繋げ!

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。


エンジニアからマネジメント


あと2回の投稿がんばるぞね。
今回は、下記の内容について再度ブログで深堀してみようかな。

2014/08/23 DevLOVE甲子園 心チーム 2回の表
「マネジメントのキャリアってどうなの」
http://www.slideshare.net/araratakeshi/devlove2014-38297540


私は今、社内で一番大きな部署を任されている。事業戦略等の会社を動かす会議体の一員でもある。

つまり、色々な意味でマネジメントに直面している訳である。

マネジメントとは、言葉の定義はどうであれ、深い歴史があり、人類が家族を越えて共同生活を始めた時から存在すると思っている。

近代マネジメントという意味では、テイラー、ファヨール、メイヨーなどの考え方から派生してきたと言っていいだろう。

いろいろな経営書やビジネス書で学んでいくと、私の好きなアジャイルのXP、Scrum、Leanで学んだことが次ぎから次ぎへと出てくる。

トヨタ生産方式やTOCやホンダのワイガヤのエッセンスなど、日本の高度経済成長を支えた現場力なども、アジャイルプラクティスやマインドに凝縮されて存在している。

当たり前と言えば、当たり前なのだが、アジャイルソフトウェア開発宣言(http://www.agilemanifesto.org/iso/ja/)の17名の賢者達が、過去のマネジメントや実践を通して、パタンへと凝縮していったのだから。

知の巨人達が実践し・学び・開拓したマネジメント手法が、これらのアジャイルのフレームワークやパタンや開発手法に織り込まれている。
知識労働者の管理方法、師弟関係での育成方法、サーバントリーダーシップ、そして謙虚さという人間力や、チームの組織論など。

マネジメント職は、これらの方法論を使って組織全体で成果を出さないといけない。
その成果とは、業績UP。財務的成功は必須条件なのである。

しかし、短期的視点と長期的視点で見るとそれだけでは足りない。財務的成功と同等以上に必要なものがある。
その足りないものとは、組織文化を創造するということだ。財務と両輪であることは事実だが、 私はこちらが達成できなければ、長続きはしない。

定量的に測ることができな いからこそ、マネジメントが着手しなくてはいけない領域が、この文化の育成なのである。

エンジニアで実施してきたプログラミングや設計・テストなどとは全く違う世界である。
つまり、作っていたソフトウェアという成果物ではなく、チーム・組織で成果を出すという仕事である。同時に良き文化も形成しなければならない。

私は失敗を恐れず邁進しないといけない。自分がエンジニアとして最も働きたいと思った世界になるように。

前職の経営陣が私に教えてくれた。
お前の失敗はまだ甘い。本当の失敗は役職が上がらない限りできない。

失敗がたくさん待ち構えているのだろう。チャレンジぜよ。(健康も忘れずに)


さぁ、職種も乗り越え越境だ!



次は


明日もです。明日はどっちだ!(あしたのジョー風)

2015年1月28日水曜日

1週間全部俺!第5弾 関東から関西でという越境




このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の82日目(2015/1/28)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第5弾。バトンを繋げ、100日まで繋げ!

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。


関東から関西へ


今日は短め目。(ネタが尽き始めてきたわけではない)

2014-05-16(金)にDevLOVEにて、当社の現場ということで、下記勉強会を開催させていただいた。


「駅すぱあと」を支える開発 〜9262の可能性を繋げ!〜





その運営と発表の感想は、下記のブログに書いた。大変つたない文章だ。まぁいっか。

勉強会と祭りと私。Happyアドレナリン



DoorKeeperにはたくさんのキャンセル待ちが発生もした。当日来ていただいた方々には本当に感謝・感謝。発表後の懇親会も非常に盛り上がり、いたる所で当社の社員と参加者の方々での話が盛り上がっているのだ。本当にありがたい機会だった。私自身、運営にも注力し、かつ、登壇もした。達成感は半端なかった。


このありがたい機会に対して、再度お声がけをいただいた。関西にて。そう、
今度はDevLOVE関西にて。


「駅すぱあと」を支える開発 〜9262の可能性を繋げ!〜(DevLOVE関西Ver)
2015-02-07(土)



京都のはてなさんの会場を御借りして開催させていただく。DoorKeeperで募集を開始して、2日で満席となった。これまた、本当に感謝・感謝である。


どこの会社のサービスであったとしても、公共交通機関の乗り換え案内サービスを支えている技術に関して、多くの人が関心を持ってくださっているのは本当に嬉しい。


その期待を裏切らないように、心して準備・発表をせねばならない。心が引き締まる。


さぁ、新幹線に乗って越境だ!





次は


明日もです。明日はどっちだ!(あしたのジョー風)

2015年1月27日火曜日

1週間全部俺!第4弾 異なる業種という越境




このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の81日目(2015/1/27)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第4弾。バトンを繋げ、100日まで繋げ!

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。


異なる業種の人と交わるという越境


もうネタがない。DevLoveなのか?越境なのか? 気にするのはやめよう。バトンを繋ぐのだ!

やく10年前、仙台にいる頃、小学生のサッカーコーチをしていたことがある。全国大会にも何度も出ているチームで、ACジュニオールという。

U-12 日本代表候補も何人か排出している。
今年も、まず、東北のナショナルトレセンに2人参加するみたいだ。

ナショナルトレセンU-12 東北(2015)
http://jr-soccer.jp/2015/01/22/post32130/2/


震災の後、仙台にお見舞に行った時、監督がブログにアップしてくれている。ちょい若いなぁ俺。
http://acjunior1999.blog121.fc2.com/blog-entry-451.html


その数ヶ月前のこのブログには、仙台にゆかりのある、あの日本代表の10番が遊びに来ていたりする。すげー。
http://acjunior1999.blog121.fc2.com/blog-entry-442.html


話を本題に戻そう。

子供たちと接することで、本当に多くのことを学ばせてもらった。
基本的に保護者会なるものが存在せず、父兄のコーチ参加も存在しなかった。チーム運営は監督、監督の奥さん、コーチ陣で行っていて、各学年の試合、審判、練習、合宿などなど、様々なタスクがあった。子供たちでできることは、どんどん任せて、常に頭をONの状態にして、率先して行動できるようにと教えていた。

保護者からは、以下の言葉をもらったりしたのを思い出した。
週末、子供たちをあずかってくれるなんて、なんて手のかからないチームなの!保護者会がないなんて最高じゃないですか!うふふふふ。
でも、遠征や合宿など、様々なことが発生するので保護者の負担は計り知れない。


低学年の練習はもう動物園状態だった。あっちでギャー、こっちでワー。ものごとを正確に意図した通りに伝えるのさえ難しい。伝えたつもりになってはいけない。伝わったかが重要なのだ。

コーチは見本とならなければならないし、育成もしなくてはいけない。試合に勝つ事も自信を持たせるために重要になってくる。そしてサッカーの楽しさを忘れさせないようにしないといけない。これ重要。


保護者や子供たち接するという機会は、ソフトウェア会社で働いている限りあまり縁がない。こういった地域への越境も人間形成にとって最高の財産になる。人との繋がりも。

そして、何よりもこのチームで学んだ一番重要なワードは「感謝」という言葉だ。

親に感謝しよう、対戦相手に感謝しよう、好きなサッカーができることに感謝しよう。そのためにできることをサッカーを通して精一杯努力しよう。サッカーが上達するよりも前に、立派な人間になることを目指そう。それをサッカーを通して。

そんなフレーズがこのチームにはあったのだ。今考えると人を引き寄せるミッションであったわけだ。

このミッションに私も引き寄せられたのだろう。監督の人間的魅力と一緒に。私の責任と関与なんて、監督のそれに比べたら比較にならないほど小さいものだ。今、考えるとビジョナリーとフォロワーの立場と責任の重大さが、ここに凝縮されていたのだ。組織運営の秘訣も。

子供たちを指導している以上、自分自身がそのミッションや「感謝」という言動を実践しないといけないのだ。
この言葉が、今の私のベースになっている。大人になってからでも自分のコアになるエッセンスを吸収できるのだ。

この時の経験が、今のIT勉強会などで、ビジョンやミッションをもとに運営を実施する姿勢へと繋がっている。

ITやソフトウェア業界だけではなく、他の業界・業種の方々と心から真剣に接することで、人として磨くこともできる。まだまだ自分は磨きがたりないが...

世の中、色々なことがその本質で繋がっていたりする。人間力を磨くためには、人とのコミュニケーションが重要になってくる。我々が展開しているのは、ほとんどが、人が使うサービスだからだ。人を知らずして、人とコミュニケーションをとらずして、人が本当に欲しいものが創れるのだろうか?

さぁ、スマホやPCの前から飛び出して越境だ!

次は


明日もです。明日はどっちだ!(あしたのジョー風)

2015年1月26日月曜日

1週間全部俺!第3弾 転職という会社文化の違いを体験する越境

(引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/伊達政宗)


このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の80日目(2015/1/26)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第3弾。バトンを繋げ、100日まで繋げ!

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。

転職という会社を変えたという越境


今回は、下記の投稿に書いたオーストラリアに脱藩する前の話を書いてみたい。


DevLOVE Advent Calendar 2014 越境 72日目担当(1/18)
くにの越境:脱藩
http://araratakeshi.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html


20年近く前、VisualBasic全盛期のWindowsクラサバ全盛の時代の話。
私は、新卒で横浜の会社でプログラマとして働いていた。
官公庁の業務でソフトウェアを提供したり、南極観測船にシステムを提供したり、とある船に乗り込んだり、外洋でとあるLANシステムを提供したり、はてまた、新聞を読むだけの定年前の人達が10人くらいいる部署があったり、コピーだけをとる専門の人がたくさんいたり、あ、コピーセンターという部署があったり、図書館があったり、天然芝のフルサイズのサッカー場があったり、敷地内に病院があったり、二日酔いで点滴をしてもらったり、旅行代理店があったり、地下トンネルがあったり、社内銭湯があったりと、 まぁ昭和の日本を支えた日本 を 象徴する大企業というものを味わった。とてもとても良い経験をさせていただいた。

当時、自分よりプログラミングに優れている人が部署内にいないことで、自分のスキルを上げるべく、私は転職という道を選んだ。

私も若かったのだろう。退職届けの後、かなり衝突もした。

がしかし、「辞めるまで誠意をみせてよく頑張ってくれた!」という言葉を尊敬する2段上の上司からもらった時は、伝わる人には伝わるんだということを学んだのだった。でも、逆の立場で考えると、自分は相当甘甘甘ちゃんだったと今でも思う。

でも、まったく後悔はしていない。辞めていなかったら今の自分は絶対に存在していないだろうし、もっと、ぐうたらなスーパーシュガー社員になっていたことだろう。


そして、仙台のとある会社にジャンプした


この会社では、本当にたくさんのことを学べた。毎日が楽しくてショウガなかった。
厳しさも同時にあった。年俸制だったので、毎年契約更改があるのだ。あたなの1年の給与はこれですという提示が毎年ある。
かなり緊張もするが毎年保留していた。考える時間をくれ!と。今更だが生意気にもほどがある。若さほど素晴らしいものはない。

この会社では、出版業界の方々と一緒に仕事をする機会が多々あった。日経BP社の取材、翔泳社のムックへの執筆、技術評論社への製品紹介記事の執筆、カンファレンスへの登壇、出版社の開催する1週間技術セミナー講師など。他に、サンノゼでのJavaOneカンファレンス海外研修など、通常のソフトウェア会社であれば経験できないことを、まっこと、たくさん経験させてもらった。感謝の念しかない。
自分の価値観や人脈など、ここでの経験は自分の人間形成にとってかけがえのない宝物となった。

今でも、逆境に立った時、当時の先輩や経営者なら、どういう行動をとるだろうか?と判断基準にすること多々ある。心から尊敬している。

そして、経営書やビジネス書に書かれていることが、これでもかと実践されていることに、今になって気づいている。
当時はまったく気がつかなかった。離れてみること、マネジメントを勉強することでこれらが分かってくる。

働きやすい環境づくりに、そうとう力を入れている。従業員満足度を高める施策が豊富にあったのだ。

例えば、
  • 1年1回の全社員総会でのバーベキュー
  • ホテルでのクリスマスパーティ
  • エスプレッソマシン
  • フリードリンク
  • 各種スポーツ大会
  • 月1誕生会
などなど、数えればきりがない。とにかく社員を大事にしてくれているのだ。

そんな会社を辞めてしまった自分の若さや至らなさが情けなくなってくるが後悔はしていない。

振り返ると、こんな良い会社は中々存在しない。経営陣の力やリーダーシップ力なんだろう。

書いていて、思い出したことがある。当時、サムライ・アライ(韻を踏んでる)と呼ばれたことがある。
成果として自分に厳しく業務にあたっていたことに対して、とある経営陣の方からそう呼んでいただいた。当時は当たり前だと思っていたが、なかなかそんな偏屈な人間はいなかったようだ。

そんな良い会社ではあったのだが、まとまった勉強をガッツリしたくなってしまった。昔も今も勉強ばっかりしている気がする。
その衝動を押さえられなくなって、そう、脱藩(くにぬけ) をしたのだ。

退職時には前回の教訓が活かされ、円満退社させていただいた。周りの方々に本当に恵まれたということである。本当に感謝である。

2度の転職するにあたり、多くの方に迷惑をおかけしたのだろう。私を成長させてくださった皆様に本当に感謝している。
心の奥底から
I really appreciate it.


横浜の大企業と仙台の強力な企業での越境の経験談でした。(決して、転職を薦めている訳ではない)

そして、脱藩へと続くのである。


世界に飛び出せ!
さぁ、飛行機に乗って越境だ!


いやいや、脱藩や転職以外に方法はないだろうか?
他の文化を知るにはどうしたら良いだろうか?
転職しなくてもできないだろうか?
そんなことを考えたのが、下記の投稿だ。

会社間の人材交換・人材留学という越境(11/22 Advent Calendar 15日目の投稿)
http://araratakeshi.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html


転職? いやいや
脱藩? いやいや

繋がった。めでたしめでたし。

次は

無限ループに繋げたので、そろそろネタがなくなってきた感が満載であるが、

明日もです。明日はどっちだ!(あしたのジョー風)

2015年1月25日日曜日

1週間全部俺!第2弾 役職を越えるという越境


このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の79日目(2015/1/25)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第2弾。バトンを繋げ、100日まで繋げ!今日はあっさりめ。

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。


役職を越えるということ


とある経営課題にて自分より上の役職の人達と議論をするファシリテーターをやることになった。会社の経営戦略に近い内容のものだ。

上層部も反対しづらい。なぜなら、課題が明確になっており、長年先送りしてきたことであれば、抵抗する理由がないからだ。

やることになったはいいが、大変だ。
既存の自分の経験にないことだし、越境しているので、空気感もタスクもなかなか掴めない。

スケジュール調整、アジェンダづくり、議中のコントロール、提案資料作成依頼、資料のまとめなど、やるタスクは山積なのである。
それをリードする。やりがいはある。失敗なんぞ何も無い。前進するのみだ。
ゴールがはっきりしているので、あとは、邁進して小さく分解した項目をぶっつぶしていくだけなのだ。

ただ、脳みそから蒸気が出る。会議中も、会議後も。疲労感半端ない!!
こっちが熱量をもって取り組まないと、結果がついてこないのだ。

みんなを引っ張るリーダーシップとフォローするサーバントリーダーシップの両方が同時に必要になる。 これを体験できたことは、私にとって財産になった。これまでこんな経験はしたことがない。まぁ、普通のビジネスマンであれば、基本ないだろう。




もし課題が明確になっているのであれば、企画を提案してみてはどうだろうか?
心意気さえあれば、越権行為とは見られないだろう。どこもかしこも、そんな政治では会社は動いていない。

もちろん、あなたの信頼貯金の残高にもよる。足りなければ融資を社内に求めよう。絶対共感する仲間がいるはずだ。


さぁ、ポジションを忘れて越境だ!





次は


明日もです。明日はどっちだ!(あしたのジョー風)

2015年1月24日土曜日

1週間全部俺!第1弾 合宿という越境


このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の78日目(2015/1/24)の記事です。

かつ、1週間全部俺!第1弾。
とうとう、はじまってしまったよ1週間。バトンを繋げ、100日まで繋げ!

昨日は、猫飯さんの体験から実感した“越境”でした。“子連れで勉強会参加”という響きで、会場が幸せの笑顔で満ちあふれる映像が浮かんできますねぇ〜!読んでいて微笑んでいる自分に気がつきました。

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。


働く時間と場所という越境の話


イケている会社は、よく合宿なるものをやっている。週末にかけて、会社の問題・課題等を一気に集中検討して解決してしまうというやつだ。
サイバーエージェント社の役員合宿などが有名だろう。ホンダのワイガヤや翔泳社の未来会議も参考になる。


日経ビジネス:サイバーエージェント「課題は全部『合宿』で潰す」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131217/257187/?rt=nocnt


世界一を生んだ秘訣は、なんと「ワイガヤ」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110920/222724/


『組織パターン』の版元「翔泳社」が実際にやってみた! 組織改革を目指した課題抽出&解決ワークショップ
http://enterprisezine.jp/bizgene/detail/5516



合宿という括りにしなくても良いのだが、まぁ合宿を開催するのだ。いつも勤務している社屋とは違う場所で。時間も週末の土日など使って。
異なる環境で実施することで、アイデアの発散力やブレストでの乗っかり上手を加速させることができる。電話での中断などまったくない。全員集中した参加ができるのだ。


当社もやってみた


半年かけて行ったプロジェクトが失速気味であったため、手札と気力の低下に刺激を与えるためと原点回帰をするために集中する機会を設けたのだ。
で、で、で、なんと合宿所の隣の部屋には、日頃お世話になっている◯ル◯◯◯ーク◯◯さんという偶然が重なり、始まる前からテンションがMAX!。

話を戻そう。
合宿には明確な目的とゴールの用意が重要だ。それからタイムテーブル、ファシリテーター、グランドルール、最終意思決定方法、振り返り、 ランチ方法もあらかじめ決めておいた方がよい。
そして、脳内アドレナリンを刺激する糖分も。
結構忘れがちになるのだが、次のActionを当日中に決めておくことが重要である。やりっ放しにしてはいけない。

まぁ、参加者の心意気があれば、必然と磁場が生まれてくるだろう。
お互いの意見をぶつけ合い、心に語りかけ、本質を出してコミュニケーションしていく。決して喧嘩をするわけではない。
結果を出すためにそれぞれが率先して手を動かすのだ。全員合意のもとのゴールを達成するために。

合宿後には、その成果だけでなく、チームビルディングにも役に立つ。全員のコミットメントのもと、それぞれが自走すれば、合宿前よりもPowerが出せるからだ。
もちろん、それぞれのメンバーの記憶や体験が、今後の行動特性にも反映・影響してくる。
単なるお客さん状態で参加してしまったら、このメリットはほとんど享受できないだろう。残念だが、自分自身との戦いなのである。


もちろん、合宿終了後には、さらなる懇親を深めるためにお酒はありだ。
チームビルディングができたあとの、達成感ある酒はうまいぞね!

参加者全員の感想が、またやりたいというポジティブな意見。個人の休日の貴重な時間なのに大変ありがたいことだ!

合宿でやって良かったプラクティス

  • お昼は全員で一緒に食べる
  • BGMは効果的で場をしらけさせない
  • 前日までに目的と合宿ゴールの共有ミーティング30分
  • 事前用意のタイムテーブルの掲示
  • グランドルールの掲示
  • 自分事感醸成のため役割分担
  • ファシリテーター交代制
  • 朝会でそれぞれの意気込みコミットメント
  • 休憩はしっかりとる
  • 糖分補充用お菓子
  • ふりかえり・YWTM
  • 次回にむけたアクションプラン
  • 懇親会

まとめ


みなさんも、是非、合宿という越境の一歩を踏み出してみてはどうだろうか?
上司が不安を抱えているプロジェクトの大幅遅延や山積課題を解決する合宿であり、あなたの肚のくくりの姿勢が伝われば、高い確率で合宿を承認してくれるはずだ。
もちろん第一歩目は、成果を出すことに集中した方が良い。磁場の濃い空間を合宿という手段で体験してみてはいかがだろうか?絶対にオススメである。

さぁ、会社を飛び出して越境だ!

次は


明日もです。明日はどっちだ!(あしたのジョー風)

2015年1月18日日曜日

脱藩せよ

(引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/坂本龍馬)


このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の72日目(2015年1月18日)の記事です。Advent Calendarの2回目の投稿です。
昨日のエントリーは、@だいごろうさんの「越境について〜固定概念からの越境〜」でした。

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。

脱藩


「脱藩」と書いて「くにぬけ」と読む。
(引用:竜馬がゆく 第2巻  P.398 著 司馬遼太郎)
江戸末期、竜馬は土佐から脱藩した。
当時、脱藩は大罪である。主君への裏切り行為であるからだ。御家はおとり潰しになる可能性もあり、家禄もどうなるか分からず、罪は新類縁者におよび、当人は藩には戻れず、横目役などに捕まれば死罪にもなる。

しかし、今は平成の時代。この藩命は跡形もなく、自由に国抜けできる。
私の言う「くに」とは、会社という単位でもなく藩(県)という単位でもない。
日本という国である。

決して会社を辞めようという薦めではないw。



私は脱藩した


新卒後、生麦村(生麦事件で有名)付近の会社と、仙台藩にある会社で社会人を10年くらい経験したあと、南半球の袋熊(コアラ)や跳躍者(カンガルー)が生息する濠太剌利国(オーストラリア)に脱藩した。

米国国家航空航天局(NASA)から宇宙に旅立った毛利衛さん(http://ja.wikipedia.org/wiki/毛利衛)が通っていた大学院で勉学に勤しんだ。彼に憧れて(半分法螺である)。

(引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/フリンダース大学)



外から内を見ることの重要性


南半球では太陽の動き方が逆である。天才バカボンの世界である。♬ 西から昇ったお陽様が...いや西から昇らない。東から登り北の空をめぐるのだ。
そして、日当りの良い部屋は好まれない。暑すぎるのだ。日陰の方がいいのだ。私の住んでいた地域の話だが。
正反対なのだ。

まぁ、そんなことは置いておいて、くにぬけすることで、外から見え、内との比較ができるようになる。これは海外で生活した人なら似たような感覚を持つはずだ。

文化、道徳、宗教、動物、食事、住まい、家族関係、価値観など、諸外国の人との会話で、「お前の国はどうなんだ?」って聞かれる。
そんなこと、あえて考えたこともなかった。日本に住んでいれば、周りとの暗黙知であるから考える必要性がでてこない。
諸外国の人達に聞かれてあらためて考え、言語にし、コミュニケーションをとるのだ。自分の国をふりかえるのだ。

半分、海外に憧れて脱藩したところもあるのだが、日本の良いところをたくさん見つけられた。

サービスは過剰すぎるほど丁寧だし、おもてなしも最高である。おつりの計算、時間、仕事のスケジュールなどは、これでもかというくらい正確である。水が奇麗で豊富であり、食文化がいたる地域にある。この地域食文化は日本特有なのかもしれない。北海道から沖縄まで、土地々々のご当地名産品やお酒や醤油がある。それを目当てに旅行もできる。それぞれの土地の日本食のおいしさは格別である(これ1番重要)。

もちろん、同じくらい濠太剌利国(オーストラリア)の良いところもたくさん見つけたが、それはまた別のお話しとして。



考え方


世界という視点に立つと、ヨーロッパ、アフリカ諸国と比べると、アジア各国の人達とは考え方や文化が非常に近いことに気づく。
その中でも、韓国の方々とは本当に近い。儒教という考え方が長い時間をかけて、それぞれの国に影響を与えたのだと思うと浪漫を感じる。おもてなしや優しさ、心配りの仕方、食文化など、本当に親近感が湧くのだ。


近い遠いより姿勢が大事


Beer Barにて、ポーランド人とハンガリー人が、それぞれの母国語で会話している。
俺:お前ら何で話せるんだ?通じているのか?
彼ら:話せないけど、話せる。
俺:なぜ?
彼ら:通じるものは、通じる。
俺:ふーん。そういうものなのか、ヨーロッパは。
彼ら:日本と韓国も同じだろ!俺たちにとっては、どっちも同じに見える。
俺:いやいやいや母国語どうしで会話なんて全くできないよ。無理無理無理!


言語があっていようが文法があっていようが関係ないのだ。コミュニケーションは手段に過ぎないのだ。
ある文脈においては、世界とは、そんな風でいいのだ。

これでいいのだ!
姿勢や価値観など多くの発見がある。内にいては通り過ぎて見過ごしてしまうのだ。大事な機会を。



すすめ・すすめ


私は、このように感じることができた。十人十色だろう。
外から客観視することで自分の価値観を考えるキッカケになるのだ。1週間でも2週間でも良いので、旅行ではなく生活者として住んでみることを薦める。
くにの外から、内を見てみるのは、良さの再確認にも繋がる。

そして、脱藩(くにぬけ)という越境は、新たな価値観を引き出し、脳内バリアを破るにはとても良い手段である。壮大なビジョンやイノベーション、そして夢を考えるその手段として。

さぁ、脳内バリア破って越境だ!

次は?


明日は@仙台課長さんです。
10年以上前、脱藩する前、仙台藩にお世話になっていたこともあり、思い出深い土地である。
さてさて、明日は、どんな話が聞けるのか楽しみですね。

2014年11月22日土曜日

会社間の人材交換・人材留学という越境



このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の15日目の記事です。

昨日のエントリーは、@kentana20 さんによる「越境を続ける」でした。@kentana20 さんとは勉強会で色々お話させていただいて、こういった形でバトンを受けるのもいいですねぇ。

自己紹介


駅すぱあと」という経路案内・乗換案内サービスを提供している会社で働いている。ほんの数年前までエンジニアをしていたが、現在は管理職という名のアジャイル大好き人間で&エモい人。

隣の芝生は青いのか?


隣の会社の開発スタイルってどうやっているのだろう。雰囲気は?コミュニケーションの量は?わー知りたい。開発の現場ってどうなっているんだろう?

観光地なら旅行すれば分かる。でも、住んでみたらその土地の日常生活の良い面や不便な面などもっと分かる。その結果、あらためて自宅の居心地の良さを再発見できるよね。
でも、引越しは中々難しい。あっ短期的に住んでみるってのもありだよね。

旅行 以上 引越し 未満。

そっか、会社も同じ。

転職するまでもなく隣の会社に短期的に働いてみて、文化や開発スタイルを体験する。その結果、自社の技術やコミュニケーションスタイルの良いところを再発見することもできる。
そして、そして、お互いの会社のメンバーに気付きをフィードバックしあおうってのもありじゃないか!

人材交換の企画を模索してみる


  • 外を体験することでメンバーのスキルアップやチームのスキルアップに何か貢献できないだろうか?
  • スキルアップを目指すことを楽しめるように援助することはできないか?
  • 成果の期待よりも交換したことで、組織間や個人間での気付きや共有で、全員が成長できることへ機会と場の提供はできないだろうか?
  • 高校野球のキャプテン同士の交換で互いの高校のレベルアップみたいな感じにできないだろうか?
  • 交換した際、精神的に厳しいようであれば途中辞退もぜんぜんOKだよって。気軽にできないだろうか?
  • OJTのような学ぶだけでは受け入れ側の負担だけになるので、受け入れ側にも十分なメリットがあるようにしたいなぁ。


そんなこんなで自社内でスモールスタートで企画を立ちあげてみた


仲間に企画の意図や要望シートみたいなものを作成し、提案してみたら受け入れてくれた。その名は

同じ会社内の部署間で人材交流ができなければ、社外とはうまくいかないだろう。企業間の人材交換・留学αフェーズ:隣の部署と成功事例を作ってしまおうプロジェクト」(後付)

目的整理


  •  自チームの技術・文化のカイゼン・アイデアの気付きのため
  •  エンジニアの技術・ツール知識向上の相乗効果のため
  •  個人のスキルアップと知見拡大のため
  •   他チームの多様な技術にふれるため
  •  チームの硬直化の打破のため
  •  人材交換の仕組みのノウハウ蓄積


ルール


  •  育成だけだとお客様状態になってしまうのでタスクを明確にしてゴール必達
  •  人材要望シートで事前にお互いのメンバースキルやスケジュール調整
  •     交換で出向く本人にデメリットがないように
  •  既存業務を抱えずに手ぶらで来てもらう
  •  期間は2週間
  •  タイミングは受け入れ側のニーズ第1


そんでもって10月下旬に実施した


  • メンバーへ企画の真意が伝わっていなかく不安があった。-->急遽説明会。
  • 移動先にスペースがない。-->リーダーが移動Desk準備。
  • スケジューリングなど、多少準備に時間は割いた方が成果物イメージ共有のためにもGoodということが分かる
  • スケジュールなどが受け入れ側の用意のもと成果達成ができた!
  • 移動してきたメンバーを返したくない!」の嬉しいレスポンス
  • 移動先には夕会が無かったので、その重要性を再認識
  • 異なる技術に触れて知見が広がった」というこれまた嬉しいレスポンス
  • 食事を共にすることや差し入れなど細かい気配りも重要
  • 同時交換だと、受け入れ側がプラスマイナス0になってしますので、+1の状態の方が既存業務が滞らなくなるので時期をずらして1人ずつがベター


仲間に感謝


実際に移動したメンバーや受け入れ側のリーダーなど、相当の不安などあったと思うけど、Tryしてくれたことに本当に感謝。社内がより活性化につながったように思う。積極的に行動してくれた仲間に対して涙がでるくらい本当にリスペクト。

次は他社さんと


この話をコミュニティで何回かしている。すると、ざわざわっとしたり、是非やりたいというお声をいただくことがある。本当にありがたい。

私:「当社にしかメリットないですよ」
知人:「いえいえ、当社にしかメリットないですよ」
私:「ほんとにほんとに」
知人:「ほんとにほんとに」
私&知人:「爆笑」(オードリー風)
な〜んて会話になる。

11月下旬に、もう1回社内で実施する。社内実績とノウハウの蓄積はできるだろう。2015年の冬には他社さんと挑戦してみたい!。超えなければならない壁は何個かあるけどね。

想い


ワクワクする?  するでしょ!
心の温度あがる? あがるでしょ!
越境する?    するでしょ!!

IT業界業全体のなにかが向上するポジティブスパイラルができるといいな。

交流 --> 学 --> 他社暗黙知の文化の継承 --> スキルアップ --> 感謝 --> フィードバック --> チーム向上 --> やる気向上 --> 成果UP --> 業績UP --> 交流...


次は?


明日は@jun116さんです。
私がDevLOVEに初めて参加した時に、スタッフをしていた@jun116さんに朝の挨拶をしたところ「楽しんでいってくださいね!」と満面の笑顔で応えていただいたことを今でも鮮明に覚えている。人間力の大きさと懐の広さに感動したんだよなぁ。

さてさて、明日は、どんな話が聞けるのか楽しみですねぇ。ワクワク。

2014年5月17日土曜日

勉強会と祭りと私。Happyアドレナリン #devlove


昨晩から続くHappyアドレナリンがおさまらない。劇薬のようだ。

理由は、当社にて下記勉強会を開催させていただいたことにある。
DevLOVE「駅すぱあと」を支える開発 ~9262の可能性を繋げ!~
http://devlove.doorkeeper.jp/events/10713/

この一ヶ月、やっぱり色々大変だったので、このイベントが終了してホッとしたはずなんだけど。でも、ほとんど眠れず、床についたのは朝4時前、そして7時半には目覚めてしまった。

この気持ちを残さなければ!!うん。

DNA

この興奮状態は、日本人のDNAに刷り込まれた「祭り」というメソッドなんだろう。
ん?祭り?
あーそうか。これを思い出した。
TIS祭り?TIS Kaigi?

身近な仲間と繋がり、刺激を与えあう「社内デブサミ」はいかにして生まれたか
http://enterprisezine.jp/iti/detail/749

このDNAも要素として含まれているのかもしれない。勝手な思い違いかもしれないが、パッションは同じだと思う。繋がっている。どんどん、繋がっちゃおう。この社内・社外問わず繋がる感じも楽しさを増幅させるのだ。この活性化している状態が、いろんなモチベーションだったり、ポジティブな自律と自走の行動に繋がっていくのだ。DevLOVEのポリシーの開発の楽しさを!そして現場の知恵の共有を!
この祭りにおいて、ビジネストークを抜きにして、社内エンジニアと社外エンジニアが交流できたことは、すごく大きなメリットだった。大質問タイムで、当社のエンジニアが意見交換している姿は本当に新鮮だった。

感謝

高円寺までお越しくださった参加者の皆様!感謝感謝です。

そして、社内で事前準備をしてくれた方々、当日運営をしてくれたみんな、登壇してくれたみんな。そして、この機会を与えてくれたDevLOVEファウンダーの市谷さん&上野さん。本当にありがとう。私一人では当たり前だけど絶対にできなかった。人の力ってスゴい。仲間の力ってスゴいよ。

会場設営や飲食調達など、当日運営メンバーに完全に任せきることができた。
自律的に気を利かせて、行動を起こしてくれていたこと、スゴいなぁと関心しきりだった。私の気付かないことも多々発生していただろうが、解決してくれていたんだと思う。
そんなことを振り返ってみると、目頭が熱くなってしまう。一人ひとりにハグして回りたい。おかげで、イベントが始まってからは、ファシリテーションと自分の登壇に集中することができた。

そしてそして、勉強会を支え続けている人達、会社を支え続けている人達があって、今があることを忘れてはいけない。心の奥底深くから「ありがとう」。

反省

とある事情で、スピーカーが早口になってしまうことで、参加者には聞きづらかったシーンが何度となくあったかもしれない。これは申し訳ない限り。私自身が、依頼されていたことを上手にこなせなかったことも事実。反省反省。


「楽しかった」の一言

QAや帰り際で参加者の皆様からの「楽しかった」の一言が、こんなにも嬉しかったことはない。
コミュニティへの恩返しが少しだけでも、できただろうか? これは会社としても、個人としても。何かは届けることができたと思おう。そうしよう。


hyoshiokさんのブログで、イベント当日のうちにアップしていただきました。ありがとうございます。
「駅すぱあと」を支える開発 〜9262の可能性を繋げ!〜に参加した #devlove - 未来のいつか/hyoshiokの日記
http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20140516/p1

開催させていただいて、ほんとーーーーに良かった。良かった。良かった。もっと自分にボキャブラリーがあれば、このポジティブな気持ちを表現できるのに。

自分の登壇したスライドをアップしたので共有。



最後に

本日、名古屋でDevLOVEの開催に向かうファウンダー市谷さんのPowerがもう半端ない。もうリスペクトしまくり。また男惚れてしまう。カッコよすぎる。
DevLOVE名古屋:オブジェクト設計とリーン開発、その実践
http://devlove-nagoya.doorkeeper.jp/events/10395

そして、大阪と仙台では下記イベント!!
泥臭い受託開発を語り合う(DevLOVE関西×DevLOVE仙台コラボ企画)
http://devlove-kansai.doorkeeper.jp/events/8243


DevLOVE!!! 熱すぎる。

みなさん最高の週末を!!




2014年4月16日水曜日

勉強会参加メモ:DevLOVE「とあるアジャイル実践者の愛媛での話」

日時:2014/04/15 (火) 19:30 - 21:20
URL:http://devlove.doorkeeper.jp/events/10202
場所:SBヒューマンキャピタル 株式会社 会議室3
概要:「結局、場所じゃなくて、人なんじゃないかなって思う、最近。」ってお話。
開催:162回目のDevLOVE

今回のDevLOVEの場所は、おー!!


感想

今回参加するキッカケは、リモートワークの可能性と、イベント概要にある「人」という部分に誘われてである。
今後のIT業界において、働く場所を問わず価値を生み出していくことができるケースはどんどん増加していくはずだと思っているし、そうならないといけないと思う。会社にいて出勤すれば、仕事をしているという、管理されているという、古い概念は早々に淘汰されていくだろう。どこで業務をしていても価値を生み出せる人材が、複数の会社と同時に契約しマルチに業務をこなしていく世界がやってくるだろうと思う。そうなれば、中間階層のマネジメント職はどんどん減っていくだろう。もちろん、全ての文脈で通用するとは思っていない。人が介在しないと成り立たない業種もたくさん継続して存在するだろう。

こういった考えは、ちまたで、話題になっている「強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える『働き方革命』」も読んだことも自分の価値観に影響している。


そして、今回、懸田さんのお話を聞くのは、2013/05/08の mixiさんで行われた、IPAより公開された「アジャイル型開発におけるプラクティス活用リファレンスガイド(http://sec.ipa.go.jp/reports/20130319.html)」の説明会である下記のイベントの時以来である。もう1年前のことになるんだ。ほぇ〜。

アジャイル×パターン=ぼくたちの現場 〜 アジャイルな現場の知見を活用する
http://gembapatterncommunity.doorkeeper.jp/events/3623

聞いて思ったのは、苦労や悩みまくっても、行動に移し、実際に体験しているということが何よりも増して説得力があるということだ。
愛媛での温度感、他業種との関わり方、生き方、家族との時間の重要性、コミュニティのあり方、人との繋がり。そして、スゴく幸せそうに見える。

トークの中で、人との繋がりに苦労したという点の話がでてきた。
「松山のコワーキングスペースができた。そこに顔を出すようになってから繋がりができるようになった。」
自分も仙台に転職した時に、業務時間以外、まったく知り合いがいなく、週末が苦痛でショウガなかった。そこから自分で色々考え、会社やコミュニティでネットワークが広がっていった。その思いは本当に分かる。スゴく共感したし、過去を思い出した。これって転校生の感覚なのかもしれないなぁ。転校したことないけど。

そして、
「東京だとエンジニアだけで集まれる。共通の話題もあるし。でも多様性がない。」
「誰かと誰かは、繋がっていることが多い。狭い地域で密なつながりができる。人と人の関係性を大事にすると、見返りもある。」
「地方では、次のお客様を探せる選択肢がない。うまくやるしかない。なんとかする。なので、強いキヅナをつくる関係性をつくる傾向が強くなる。」
「自分の仕事が身近な人の役に立っている実感が湧いてくるのでやりがいがある。どっかの誰かのどっかの顧客が使うものではなく、使う人の顔が見える。」

この人との繋がりが大事だという感覚は、自分が考えているよりも、もっと密度の濃いものだろうと想像する。自分の想定以上のプライオリティなんだと思う。
もっと軽い自分の感覚ではあるが、自分も、積極的に社外の異業種の人とのコミュニティに積極的に参加している。参加しているというより、何よりも面白いからそこに出かけていっているという感覚が強い。エンジニアやIT業界とは全くことなる文脈や価値観が存在するからだ。テンションやコミュニケーション能力など全く異なる。向こうもこっちを宇宙人のように思っていたりする。まぁ酒を飲みたいだけの言い訳かもしれないが。でも面白い。自分が井の蛙であることを思い知らされることが多い。

「地元のためとか、地域のためとか、自分がどうありたいだけではなく、周囲をどうしたいというのは、正直驚いた。」
この視点は東京の人達には全くないかもしれない。間違いなく自分自身には全く存在していなかった。かといって、今から持とうと思っても全く想像がつかない。ただただ、尊敬してしまうだけだ。

今回、とても楽しい時間を過ごすことができた。話の運び方もスゴく参考にさせていただくことばかりだった。ファシリテーション能力の高さを体感できた。質問させていただいたことにも丁寧に回答していただいた。参加させていただいて、本当に良かった。
ありがとうございます





文字お越しをつらつらと

※修正点など、機密事項等あれば連絡ください。修正します。

19:40 - 20:30 「働き方と生き方 〜 地方とソフトウェア開発と幸せな生き方について考える。」懸田 剛氏

趣旨
最近、地方とエンジニアというキーワードが話題になってます。
地方からITエンジニアがいなくなる という記事が話題になったかと思えば、
"地方エンジニア"という考え方はすでに終わっている というスライドが話題になったりもしました。
私は東京から愛媛というステージに移り試行錯誤をしていく中で、Agile459を立ち上げ、愛媛や近県の知人もようやく増えてきました。様々な業種の方との出会いを通じて、東京にいた頃とは働き方だけでなく、生き方も大分変ってきました。
自分自身も絶賛模索中です。今回は、私や愛媛の仲間達の進行中の働き方お伝えして、参加者全員で「自分はどんな働き方/生き方を望んでいるのか?」を考えるきっかけにする場にしたいと考えています。


地方の話をしてくれ。という依頼。
SIer5年。3年フリーランス。
2003年から2010年まで永和システムマネジメント。

XPJUGのコミュニティの立ち上げメンバー、永和の方と立ち上げ、技術コンサルティングをしていた。
今ほど、開発支援ツールはなかった。開発支援やオブジェクト指向の設計などを教えていた。
2005年。チェンジビジョンの立ち上げメンバーとして製品開発メンバーとして出向。
2008年頃からscrumが日の目を見るようになった。
プロジェクト・ファシリテーションなども手がけた。

愛媛80平米のマンションの平均家賃 6.8万円。東京の1/2-1/3。
トライアスリートは、愛媛がいいよ。大会が3つもある。
情報通信業売上げ高は東京に一極集中している。愛媛は1/15の割合。

2010年 アレグザンダー祭り。ジムコプリエンを呼んだ。次の日、愛媛に引っ越し。
愛媛に行くって決めた時点で、仕事は何でもいいと思っていた。面接行っていたけど、でも気になる。

なんだかんだ言っても、アジャイルな感覚で仕事できないとつらいなぁ。

出張メイン
3ヶ月特例で東京のお客様のところに行くようになった。毎週月ー金 出張を3ヶ月続けた。結構きつい。
松山に支社にある会社のプロジェクトファシリテーションのお手伝いをやった。
島根県の県の自主事業のRubyプロジェクトのコーチの依頼。松江まで片道6時間。
東京出張、大阪出張。週末に松山に帰るような生活。松山に知り合いゼロのままだった。
ずっと出張ではいかん。
東京のコーチのコーチをskypeで支援するようなことを始めた。

地方に支援に行く
松江の場合、プロジェクトの成功だけではなく、その先の将来の活性化などにたずさわるようになった。
仕事はそんなにあるわけではない。地方のチームにアジャイルなどのバリューを出していくというのは、売上げをあげるとかいうより、仕事を勝ち取るという意識が強い。

Agile459
コミュニティを立ち上げる
月1の勉強会をやり続けている
東京にいる時のコミュニティの関わり方は、入門や初心者向けは当たり前過ぎて、やっていなかった。
パタンランゲージなどの先端のこと、世界の先駆け、上位の視点でやっていた。
四国では、最先端ではなく、何がよいのか、良くするのかということを書籍を通じて伝えるような立場に変わってった。

仲間コミュニティを運営する
仲間とコミュニティを運営する。準備が出張でままなら無くなってきた。10人くらいの運営メンバーができるようになった。
地方で大事なのは、話す人とか、外から人を呼んで話してもらうケースが多い。偉い人の話を聞いているだけでは何も変わらない。
自分たちでやって、自分たちで考えるようにしないといけない。

様々な人と出会う
非エンジニアの人達と繋がることができた。
東京だとエンジニアだけで集まれる。共通の話題もあるし。でも多様性がない。
松山のコワーキングスペースができた。そこに顔を出すようになってから繋がりができるようになった。
フリーのプログラマがいない。起業に派遣の立場で入ってしまう。
Webデザイナーは多い。休職支援を受けた後にWebデザイナーをやっている人もいる。社会労務士なども結構いる。
学生さんも若干いる。スタートアップの支援をすることに興味ある学生が集まってきた。

大事なものを見つめる
自分の大事なものを見つめ直す機会を増やすようにした。出張三昧だったので、それを見直すようにした。
子供の成長の瞬間を見れないのは、一生後悔すると思ったので、三昧から減らすようにした。
最新情報は東京にたくさんあって、カンファレンスや登壇情報が目移りするほどあったが、愛媛からは行けないので、ウォッチする意味がなくなった。

地域の人の役に立ちたい
ソフトウェアを作れる人がいない。中小企業のオーナーさんの悩み。
誰かと誰かは、繋がっていることが多い。狭い地域で密なつながりができる。人と人の関係性を大事にすると、見返りもある。
地方では、次のお客様を探せる選択肢がない。うまくやるしかない。なんとかする。なので、強いキヅナをつくる関係性をつくる傾向が強くなる。
自分の仕事が身近な人の役に立っている実感が湧いてくるのでやりがいがある。どっかの誰かのどっかの顧客が使うものではなく、使う人の顔が見える。

地域を良くして世界を良くする
自分の周りを良くしていかないと、その外が良くなるわけが無い。
Think Globally Act Locally 環境問題の標語だけど、同じ概念。

Agile459のアンケート結果
働く場所:プライベートな理由。家族の理由が多い。
魅力:働いている会社そのものに大きく魅力は関わっている
   地方独自のお仕事。地元産業関連。
   エンジニアの絶対数がいないので目立つ。
課題:予算額を厳しく感じる
   給与水準が低い
   n次受けのnが2段階くらい増える
   仕事の種類が多くない
暮らし:人ごみが少ない
   住みたい場所に入れる
   生活費が安い
どのように生きたいか?
 リモートワークしたい
 首都圏の技術ジャンキー達と仕事したい
 自分を磨いて、楽にたくさんのことをできるようになりたい
 地元のことに役立ちたい
 家庭を大事に
 仕事を自分で作っていきたい

地元のためとか、地域のためとか、自分がどうありたいだけではなく、周囲をどうしたいというのは、正直驚いた。
大口たたかない、真面目な人達がこうようなことを言うのは面白い。

迷わずいけばなんとかなるさ。お金かからないから何とかなる。
ないコミュニティは自分で立ち上げればいい。仲間を作る
多様な人との出会いを作ろう。エンジニア同士の仲間の頭だと、偏ってしまう。他業種だとフィードバックの種類とかが異なる。

本当に大切にしたいことは何かを問うてみよう
問い続けよう。そもそも俺はどういう生き方、働き方をしたいんだっけ、お金だっけ、大切なことを問うて見るのが大事。

自分らしい働き方と生き方を探し続けよう。
「しなければならない」そう思っている固定概念があるだけで、それを選択している自分がいる。ねばならないの呪縛から離れて他の選択ができるかもしれない。

20:30 - 21:00 懇談タイム


質問
愛媛にゆかりの無かった人が行った時、不便な点、想定外のこととか困ったことをいくつか
東急ハンズがない。お店の選択肢がない。ネットで買えるけどお店で見て買いたい。
良い所なので、あまりない。
飲んだ後帰り方に困る。バスがなくなる。4、5キロある。
仕事がない。
裏返しなので、良いととるか悪いと、とるかはその人しだい。

質問
地方では、コンサル的にマネジメントする方が多いのか、プログラマとして働く方が多いのか。
地元の会社に努める人が多いので、その会社の開発者になることが多い。
ランサーズとか使っている人達もいる。

質問
技術的スキルとして大事なこと。周りの人とうまくやる事以外。
あまり変わらない。小さい案件でもお客様の本質的な課題をきちんと見てあげること。社交性は東京よりあった方がよい。

質問
地元に戻ってやりたい。エンジニアではない人達と繋がりがないと難しいと思っている。様々な人と出会う方法や心がけていること。
異業種交流界は出てなくて、コワーキングスペースがメインになる。人から人に紹介してもらうことが多い。

質問
コミュニティの立ち上げる時のコツ
楽しくやる。早い段階で運営の仲間を見つけることが重要。力抜いてやる。
もう1人仲間を見つける。2人になると励まし合える。参加者が集まらないときに、3人でやれたら良いかって言う感じで喜楽にやる。
1人だと心が折れる


質問
メンバーがリモートで働きたいと言った時、こういう点を気をケアしてあげた方が良いよという点。ケアしてもらえると、もっと仕事頑張っちゃうよっていう点。逆にモチベーションが下がる点。
密なコミュニケーションをとろうとしたけど、制約を変えて、成果をだして、動くものというように、コミュニケーションに頼るのであれば、頻度が大事だし、
信頼してあげること。何やってたのとか、勘ぐるようなこととか、本当に大丈夫なの?とか言わない方が良い。
コミュニケーションが取れないです、少なくなってしまう。がんばってとろおとしていたけど、頑張ってもダメだった。物理的な距離の差はあって、現場のようには行かない。
思っている以上に認識の違いや確認がとれていないことが、おおくある。温度感や期待感が伝わらなかった。補完しながらやっていると思っていた。埋めにいくのが大変だった。
リモート飲み会、リモート勉強会などで、チーム感をつくってあげる。疎外感をつくらないようにする。

質問
地方にも都会にもある仕事、サイト構築、公共事業などは一定数あると思う。昔より若干の変化はあるのではないか。
地元企業が発注しているケースもあるし、外に流れてしまう。
依頼などは、地方ではなく、世界にでるかという点が重要になってくると思う。


地方というテーマで人が集まるっていうのは、時代が変わったのかなぁ。嬉しいこと。地方に行ったら地方なりの仕事の仕方を感じてもらえたらいいなぁ。


2014年3月1日土曜日

勉強会参加メモ:DevLOVE「Lean UX の現場 Designing Culture〜文化をデザインする」


日時:2014/02/28 (金) 19:30 - 21:30
URL:http://devlove.doorkeeper.jp/events/8856
場所:マンサード代官山 1F Theatre CYBIRD
講師:坂田 一倫氏
概要:Lean UX の現場。アジャイルはUXの夢を見るか?
LeanUXで扱うのは、デザイナーと開発者が上手くチームとして働けるための原則やマインドセットです。それは、アジャイル開発とUXデザインが組み合うための最初の一歩と言えるでしょう。果して、LeanUXが現場にもたらすものは何か。皆さんで考えてみましょう。




場所は、超奇麗なシアター。CYBIRDさんにお邪魔しました。






講演スライドもいち早く公開されています。早い!!

Designing Culture with Lean UX
-ルールではなく文化をつくる-



感想

Lean UXの書籍を早速買って読みたくなってしまった。UXのことだと思っていたが、それだけではなく、文化の醸成のことが書かれているという。ルールではなく、文化を育てるのだと。自分の周りを振り返ってみると、顧客に真の価値を提供するよりも、単なる成果物を生成するということに価値観が置かれている。なのでスゴく耳が痛い。頭では分かるのだが、周りの価値観に流され、自分もその中の1人となってしまっている。実際に行動に移せていないのは、分かっていないのと同じこと。アイデアを発想することに意味はなく実現することに価値があるという、本日の講演に出てきた話題と同じだ。

ドラッカーのMBO(目的管理)の話が出てきた。先月読んだ「目標管理の教科書」にもでてきたことに通じるものがある。ただ、MBOの後ろにself-controlが付き、自己統制が必要である。つまりアジャイルで言うところの自己組織化で、内発的動機付けを重視するということだ。組織・チームで成果を出すためには、変化の激しい世の中の中では、トップダウンによる官僚的なプロセス管理では追いつくことができない。そのために、市場の状況に合わせて、フィードバックループを回し、学習から成果を出していく仕組みと、それと同時に、顧客に一番近い現場で意思決定を行えるようにする必要がある。これは、ドラッカーの言う21世紀のプロフェッショナルの働き方だろう。今週読んだ、「アグリゲーター」にも同じことが書かれていた。

「目標管理の教科書」に関しては過去にこんなの書きました。
http://araratakeshi.blogspot.jp/2014/01/blog-post_3703.html






また、文化の醸成のために、可視化を至る所で行い、透明性を維持するというのは、まさしくそう思った。
ホワイトボードや廊下でも構わないので、各KPIや数値目標などを表示しておくことで、何か安心感や応援したくなる気持ちを醸成させる。これが組織の壁を打破するため、越境の第一歩だと思う。

講演の中での下記は、スゴく響いた。
「無駄をなくすことが目的ではない。目指すはリーンボディ。無駄のない筋肉質。結果として無駄が省ける。目的は無駄を省くことではない。」
日本人は得てしてプロセスを磨くことに注力してしまう。零戦の甲板の裏がピッカピカに磨かれていて、スピードなどの性能が格段に優れていることに、かつ、日本人のエンジニア力の高さに、米国のエンジニアは驚愕したという。それと同時に、このような部分最適化では、絶対に戦争に勝てるはずもないと思ったという。
我々は盲目的に部分最適を目指してしまうDNAを持っているのかもしれない。しかし目指すのは、無駄のない筋肉体質の肉体である。この言葉と、ダイエットの例えは分かりやすかった。無理なダイエットでは、確かに長続きはしない。リーンの全体最適化を常に考え、そもそもユーザーの抱えている問題を解決することに重点を置くようにしたい。

私自身、日々、社内で文化の育成に力を入れている。周りからはKPIや数値で計測することがカンタンではないので、そこを求められる。しかし、気にしてばかりいると一向に進まない。できることを一歩ずつ、前進することを心がけ、多方面にご迷惑や協力を依頼し、色々な企画やイベントを社内で開催していくしかない。活性化している気がするが、それは自分が過去と比較した結果であって、他のメンバーはそれほど感じていないのかもしれない。ここのギャップは、計測しようがないなぁ。それでも、自分の信じる方法で前進するしかないのだろう。
そんな勇気を貰った講演でした。本当にありがとうございました。



文字お越しをつらつらと


19:40 - 20:20 「Designing Culture〜文化をデザインする」坂田 一倫氏


ハッシュタグは、書籍等に関わらず、日本のLeanUXに関係することは、#LeanUXja

ルールではなく文化をつくる
組織文化をつくる

そこに左右されない文化を作ろう

お客さんに優れた製品を提供したい。UXの視点から双方に関連した考え方

2014.1.22 O'Reillyから発売された

こめた思い

日々、ニュースが来る。

IT業界の変化は恐ろしいほど速い。
2013年を振り返るった絵にまとめている。PS4、XBOX

企業価値が2倍や半分。すごく特徴的な年だったのでは。
流れが速いからこそ、流行にまどわされず、本質を。
サービスを提供している会社はどうあるべきか。
これを込めた。

実現している企業はあるのか?ある。
米国 Yahoo!メリッサ・メイヤー。驚きの変革を見せる

物理的に場を一緒にいることが良い。
ヒンシュクをかったけど、在宅勤務を止めた。
ノマドワークがはやっているさなかで打ち出した。

三人よれば文殊の知恵。協力的になることで素晴らしいアイデアが生まれる。
アイデアを組み合わせることで、より良いものになる。

文化のデザイン。ノマドから協業によって、創造性より協業性をとった。
株価74%あがった。
離職率も減った。

LeanUXと親和性がある。
企業の本質は、そもそも文化である。

マインドセットとは、文化のデザインにもなる。

ドラッカーにも通じるものがある
ドラッカー:MBO(目的管理)で人々の生産性を上げる

この本の中で提示されている手法は、企業の課題、気づいていない課題を表面か。それを答えに導いてくれる本である。本来のものづくりに焦点をあてられる。

LeanUX Thinking
代表的なものを4つ
1.どのようにつくるか、ではなく、どのようなものをつくるか?
2.問題解決。そもそもユーザーの抱えている問題を解決することに意味がある。
3.「足の引っ張り合い」から「助け合い」文化の醸成へ
4.中間生成物主体の文化からの脱却。


1.どのようにつくるか、ではなく、どのようなものをつくるか?
文化をつくるのと一緒。ルールを作るかではなくね。夢を実現するためにどのような文化にしなくてはいけないかってことにフォーカスしている。

どうやってUXするのか
HCD:10年以上も前に提唱された。
Human Centered Design: Research->Concept->design->develop
評価を繰り替えして回していく
これは、ISOでも定義されて型にはまっている。普及されている。でも沿おうとするとリサーチしないといけないって、そしてプロセスに従おうというプレッシャがかかる。本末転倒。

アイデア:市場でリサーチして、コンセプトをつくって。。。ゼロベースのアイデア発想ではない。

着実に実現されないと、アイデアには価値がない。実現されて価値がある。どうやって実現するかに意味がある。

HCD IN LEAN UX
Concept->Research->design->develop
リサーチとコンセプトが逆になった。
スタートがアイデア。それを実現するためにどうすればいいか。なのでアイデアの実現性が高まる。
自由な発想から創発的なことが可能になる。

2.問題解決。そもそもユーザーの抱えている問題を解決することに意味がある。
「問題解決よりも、問題の発見と定義」に重きを置く。
問題解決を優先してしまうと、問題とその定義の質が間違っていたら無駄になる。

定義された問題、発見された問題の質が高かった。成功する要素。

歴史を振り返る。
人間中心設計はハードウェア業界から始まった。
Why:Business ここでLean Startup
What:Development アジャイル開発。親和性の高い領域でものづくりを
How:Usabilityユーザビリティの根底にはったHCDを取り入れた。ユーザビリティを改善するために取り入れられた。

問題解決というのは、開発やデザイナと一緒にやっていたけど、そもそも解決したいのはなんだっけ?なぜ作るのか?

3.「足の引っ張り合い」から「助け合い」文化の醸成へ
デザイナとエンジニアで仕様書と違う等のイザコザがあり、その状況に遭遇していた。協調性を維持すること。透明性を維持する。
打ち明かす。これを一目でわかるようにする。

メンバーの1人一人、自分の領域の殻にこもって生産性をあげるように作業することが多い。一番の贅沢はチームが一体のなって作ること。
組織の断片化、分節化が原因なのでは。橋渡しとしてのドキュメント。お互いが孤立してコミュニケーションしている。メールとドキュメントでね。
目標が課されるので、サービスの目標を達成するより、部署目標を優先させてしまっている。

アジャイル要素
ペアリングやアイデアの幅を広げ、質を上げる努力が必要。中抜きでチーム間のフィードバックが速くなる。質を上げることを可能にする

4.中間生成物主体の文化からの脱却。
ドキュメント等の文化を止めよう。

Dave McClure
Customer don't care about your solution,  they care about their problems. 
「顧客はどんなサービスを提供しようと関係ない、顧客自身の課題しかみていない。」
何のために作るのか、という観点を持とう。ドキュメントではなく、お客様のソリューションに関連するものを作っていく。
結果として無駄がなくなっていく。

Lean
無駄をなくすことが目的ではない。
目指すはリーンボディ。無駄のない筋肉質。
結果として無駄が省ける。目的は無駄を省くことではない。

中間生成物のドキュメントを省く。
ドキュメントなどの位置づけが変わる
ガイダンスのためではなく、記録するための資料として位置づける。
脱却は、なくすではなく、位置づけを返るってこと。

ユーザーからしたらどんな文化があろうが、製品があろうが関係ない
サービスというのはインターフェース。コミュニケーションをデザインすること。
顧客とチームの人のコミュニケーション手段である。
何を作るのではなく

最終的なメッセージ
LeanUXマインドで部署間の壁を壊し、新たな文化を築いていきましょう。
マインドセットって何で必要なの?
企業は運用改善や効率をあげようとする。部署間の連携やコミュニケーションが少なくなっていく。
部署間の壁を4つのマインドセットで改善していく。

LeanStartup成長のエンジン
LeanUX学びのエンジン
 ユーザからの学び
 チームからの学び

学びの軸を設定する。どういう観点で学ぶ。

CPS Hypothesis
Customer: Who has the Problem?
顧客は存在するのか?

Problem: what is the pain point?
お客さんが抱えている課題は実在するか?
きづいているか

Solution:what is your solution?
対象のサービスやプロダクトは問題を解決できるか

これを学ぶことによって、改善し、共通の目的に向かっていく。
共通言語ができコミュニケーションができる。

方法論
Solution:LeanCanvas
Customer:ペルソナ ニーズや不満点
Problem:ストーリーボード 6up sketches シーンの一コマ
どうやってお客様の課題を解決しているのか?
想像と違うのであれば、検証すればよい。実験を促すためのエンジン。サービスとしての確度があがっていく。1回で終わるものではない。項目の前提を洗い出して、成長させる。
これはあくまでもスタート。それぞれテンプレートがある。部署が関係なくビジネスの特徴で、これらのS、C、Pで書いてもらう。前提を聞いてみると、確かめたいという衝動に掻かれる。
ユーザーの声が会社を動かす。ドキュメントではない。

Lean UX in Practice
作ることを目的ではなく、
何をつくるんでしたっけ?
学びが重要。
リリースは実験するもの。
学びを促すための仮説を構築する。
ビルドを先にするものではない。無駄をなくすことを目的にしていないのと一緒。

職種や歳、国籍は関係ない。
ピッチにて、こういう経験をした、この課題がある。これをみんなで考えていく。
2日でできるのに、企業で3ヶ月かかるのがばかばかしくなる。プロトタイプはこの感覚でつくる。
最終的な問い。週末やハッカソンでやっている。本来のものづくりってこうだよね。
コミュニティで本来のものづくりを追求していく。
マインドセットやツールを手に取って、前提の洗い出しをやってみて、文化を築いていければいいのではないでしょうか?


20:20 - 21:00 オープンディスカッション


質問 納期が短く決まっていた。いつまで仮説検証を繰り返すのかが難しかった。向いている、向いていないProjectがあるか?
ユーザーと接点がなくても学べる。つくることと出すことの期日が決まっているのであれば、そもそも、誰が作るのかが決まっていれば。検証を効率的に行うために、3つの指標をキッチリ設計する。
学びをビルドした後に持っていくということをオススメする。

質問 Leanで進めていく。KPIのどこに引っかかる。説得が難しいという気がする。感想や考えを教えて?
KPIが定められていて、定めていても、別の方法でってこと?このKPIを上げることが決まっていて。Leanで担保できるか?
部分的になると思う。上げていきたい対象が何個かあると思う。
そのキッカケがあると思う。どのコマがそれにあたるのか、そのシーンにあたるのか、そのために3つの軸をもって検証する。
サービスの理解とそこのニーズにフィットしていることの確認が必要。KPIは事業視点の言葉。ユーザー視点の言葉に変えていくと必然的にLeanのようになる。

質問 新規サービスをローンチした。ブレストが大好きだったけど、みんなの意見の無難なところ集めになってしまっている。8人くらいでした。
ファシリテーションが大事。バランスチームという発想。3人で一チーム。関係者はいっぱいいる。アイデアを3つであらわす。
 ビジネス
 デザイン
 開発
この3つでバランスチーム。この3人でブレスト。自由度があったとしても、2時間はやってられない。時間制御でアイデアの質があがる。10個書いて、2つに分ける。いるといらないに。隣の人が破る。アイデアが生み出しやすくなる。納期や市場などもあるので、3人が一番思うものを意思決定する。トップダウンで意思決定もあるだろう。使う人やユーザーの誰に響くのか、その仮説を確かめていく。違うアイデアになるかもしれない。そのためにピボット。アイデアのピボット。短時間で実施する。

質問 捨てたアイデアの行き先は?
その時点では捨ててしまう。愛着があると改善はできない。たたみ方を仕方をしらないと成功しない。捨てるって、腹を括ると次のアイデアが生まれやすくなる。

質問 どんな時にLean思考にであったのか?
LeanStartupに出会ってから。起業法だと思っていた。無関係だなぁ。エリックが日本に来た時に、親近感を持った。HCDやUXの人が一緒に登壇していた。
スタートアップは時間や資金が限られている。彼らは限られているこそ、価値をユーザーに理解してもらうためにユーザーエクスペリエンスデザインが重要なんだ。
リーン思考を学んでいこうと思った。


質問 ドキュメントをリアルタイムではなく、記録のため。実際の現場で、どのタイミングで記録に残しているのか?
ドキュメントは一番最後。リリースする直前。QAの期間。一番最後の行程。

質問 ドキュメントの記録の期間は確保しているのか?
開発やデザイナはやる暇がないので、マネジャ達がやっていた。いなければリリースした後。ベストは直前。


質問 LeanでMVP。適したビジュアルのデザインのコツは?
デザインの方法になるが、デベロッパーと一緒に作ってしまう。ツールによって変わると思う。口頭でフィードバックしながら設計。二人三脚でやっていく。
全体的なデザインのトーンを揃えるにはCPSを検証する際、3つの軸、仮説が揃った時点、ターゲット、利用シーンが共有できたときに、
ムードボード:デザインの方針を作成したり、ブランド方針を決めたりして、それをMVPに入れて、印象調査をする。

質問 Lean UX 開発者には有用。逆にデザイナやユーザーリサーチャーには、時間も取れない。ドキュメントも書かれない。発揮できることが少ない。脅威を感じている。うまくやっていくには、どうしたらよいか?
デザイナからすると、日本と海外でスキルセットが違う。日本はビジュアルデザイン。米国はインタラクションまで含まれる。
米国では、デザイン以外のスキルセットがあるので活躍する場が増えている。
日本では、そのマインドセットが一番大事で、一度、デベロッパーと席を近くにしてコミュニケーション大事。途中成果物を見せて、一緒に考えるなどの働きかけが重要。
3つの仮説を検証するときにユーザーリサーチャーは活躍できる。課題の聞き方は価値を発揮するだろう。誘導尋問にならないテクニックはつかって、直面する課題を発見できるだろう。
ドキュメントは伝えるためにある。評価してきた段階でチームでリサーチしたインサイトを伝えるようなことをすれば、ドキュメントがなくても、やって成果を伝えられると思う。

質問 文化を根付かせる時の障壁と、施策を教えて?
2つの方法。アプローチ。
政治と実践プラクティス
1.政治:役職や社長。意思決定社を動かす情報を与える。
上は時間がない。接点は持っていると思うので、ユーザーとの設定をビデオで流す。忙しいので、お客様が利用しているシーンを見たことがない。声や表情を見る機会がない。
組織を動かす原動力はユーザーの声。
プロジェクトルームに、記録や写真を壁中に貼る。人が歩くと気になる。1個1個見て、気にしてもらう。PostITで書いてもらう。他の部署の人も意見をくれる。
2.実践プラクティス:小さなチームでやり始める。ものづくりは他部署との連携が絶対必要になる。同じ共感を持ってもらう。たとえどの部署でも同じ課題意識で動けるような文化を作っていく。

質問 間違えてもいいんだよって言っても、最初に間違えるというハードルが高い。こんなことをやっていていいのかの雰囲気の打開方法?
間違いを許容する文化を作るには、他の方のものを提示して、恊働的にやっているということ。自分1人ではなく。
みんなを巻き込んでやるのが大事。思い込み」が良い言葉で、正しい、間違いは関係ない。これを書くことで、改めて確かめてみる。そして確認して新しい発見をする。
共通認識を持てる。1回でもできれば成功だと思う。学んだことを反映しているかは、個人によるが、やったことを見てみて、定期的に見たりする。働きかけをしてみる。
思い込みを排除してみんなでやっていくことを醸し出す。
実験:構築
仮説:要件
学び:検証
言葉を変えるだけでハードルが下がる。空気を作りやすい。

質問 リーンで進めるなかで、世に出すために、検証ばかり繰り返してばかりいる。最小限で世に出してしまう。どっちも課題がでてくる。どっちが良いか?
出して、検証することが良いと思っている。直面するMVPの設定がカギを握る。ミニマムだすのは良くないと思っている。ランディングページを出しても原因が分からない。
MVPをペラ1ではなく、商品を見れるようにして、買うという仮ボタンをつくった。
そこまでをMVPにした、仮説を作った。その答えば出してみて直ぐ分かった。仮説の精度と答えを導きだす道や、そのためのMVPなのかという設計をきちんとする。
バイアブル:実用可能性。ユーザーが作っていけるという判断ができるもの。
動画は強い。使うイメージがある。次に何をしたらいいか、次のアクションをさせて上げる。見た後に何をするかを提示してあげる。
使ってみたい、課題が楽になるのかなぁ。次のステップが明示されていないと使われない。
興味の先を提示して上げる。サインアップをしてより、ソーシャルで接点を作る。
ダミー購入ボタンでコミュニケーションするのも大事。


もし、公開NGのことなどありましたら連絡ください。修正します。誰となく。