2016年12月28日水曜日

ジョイ・インク。僕の理想がここにある。僕の妄想は武器だ。


「ジョイ・インク」という書籍が2016年12月20日に出版され、レビューをちょっとだけお手伝いしました。

とある日、とある方からレビューの依頼が突如やってきました。
忙しい時期だったので、ちょっと躊躇しましたが質問など一切せずに「やりまーす」の返事を出します。

イントロダクションを読んだだけで、この本はビンゴであることがわかります。
もう・もう・もう面白くてしょうがないのです。
例えて言うなら、シータがタイガーモス号への乗船が決まり、乗組員達がハエ飛行機でぐるぐる飛び回る感覚です。自分が思い描く組織風土・組織像がここに描かれているのです。

平日の寝る時間や祝日の全時間を投入しても、全く苦にならないほどでした。
24時間連続でレビューをし続けた日もありました。
まったく眠くならないし時間感覚を忘れてしまうんです。
1つの英文にハマると、30分とか1時間とか、あっという間に経っちゃうんです。
まぁ日本語にハマることもね。

脳内:英語ではそう書いてあるけど、日本語じゃちょっと伝わらないよ~!
脳内:でも原文もそれを意図してあえて書いているのか?
脳内:そこまで考慮する?
脳内:うーん。
脳内:でもこの違和感は依頼主に伝えないといけないよなぁ

なんて考えながら、翻訳文と英文を行ったり来たりの日々です。前段落や章タイトルをにらめっこしながらね。

ご飯食べたっけ?昼?夜?ん?腹減ってないなぁ。まいっか。
そんなフロー体験をこの齢でできるとは思っていなかったです。

レビューしたメンバーの中でも、指摘した項目は結構多かったんじゃないかなと思います。
(効果的だったかはまったく、まったく、まったく、まっ~~~~~たく、別の話)
翻訳陣の方々には大変ご迷惑をおかけしました。

書籍の内容も素晴らしいんだけど、
指摘に対する翻訳陣の回答がもう圧倒的なんです。もう破壊的なんです。
「みんな、どんだけの生産性と頭脳を持っているんだ!!」と脳内をコダマしまくってました。
Issueを放り込むと瞬速でリプが返ってくるんです。
そんな爆速のしごとに携わっててました。徹夜で日の出を見ることも。高揚感はハンパなかったですね。
(もちろん業務外です。)

大変だったといえば大変だったけれど、書籍の文脈・しごとをする仲間・プロセスなど、いろんな条件が重なるとアドレナリンが放出されまくります。
充実してました~。

私がここ数年、社内で取り組んでいることや考えていることの本質が描かれていました。共感しまくりです。

■タイトル : ジョイ・インク
■サブタイトル:役職も部署もない全員主役のマネジメント
■刊行日 : 2016年12月19日
■出版社:翔泳社
■価格 : 1800円+税
■仕様 : 288ページ
■URL  :http://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798148786

本当にお薦めです。

この投稿の文面で、こいつヤバイぞって思ったことは決してマネしてはいけません。

レビューというほんとーにささやかな一部のタスクだけど、ひとつの書籍を作り上げるしごとに携われたこと......感謝でいっぱいです。

彼らの書籍が出版され、多くの日本の人たちに読まれることを想像するだけで、私はとても嬉しいのです。

めでたしめでたし。