勉強会
リーンとカンバンの本質と現場改善 〜平鍋さんと現場課題を考える〜2013/11/28 (木) 19:30 - 21:00
http://leanfromthetrenches.doorkeeper.jp/events/7026
本家
http://lean-trenches.com/lean-kanban-essential/
感想
- とにかく、平鍋さんの話が面白い。ファンになってしまった。また、こういった講演があったら、是非聞きに行きたいというか行く。この場をつくってくださった平鍋さん、市谷さん、藤原さんに感謝感謝感謝。
- 現場の人が考えて、顧客の目線で考え、現場でカイゼンするような文化をつくる
- プルコンセプト、これがスゴく重要。プッシュ型ではない、コマンドコントロールではないんだ。このコンセプトにより自己組織化等が関連してくるわけだ。
- それぞれの現場でカイゼンしながら生まれてくる。このたゆまぬカイゼンや学びがリーンだと思った。
- 今読んでいる書籍のテイラー主義の話がでてきたのは、面白かった。科学的管理手法の場合、日本ではPDCAのデミングばかり注目されるが、実はその源流のテイラーが存在する。さすが、平鍋さんだ。
- 爆弾の例えは最高に面白かった。大爆笑。
当日メモをだらだらと
第一部:リーンとカンバンの本質 - 平鍋健児氏(40分)
アジェンダ
テクノロジー上、正しいことが、上手くいく訳ではない。人がやっぱり絡んでくる。その人にあった方法でアジャイルの良さを伝えていきたい。
- リーンとはなんだ?
- スクラムとカンバンの共通点は?スクラムもカンバンも親はリーン。
- {現れる}現場
リーンとは
- こうやって、こうやるのがアジャイルですっていうのは、あまり良くない。
- あらわれてきた現場がリーンである。
- メアリーがリーンとアジャイルに線を引いた。Lean Software Developmentをアジャイルとリーンの間につくることで引くことが可能になった。
- カンバンはアジャイルからのスピンオフ。異端な感じ。
- リーンから直接の影響を受けている。
- 日本では良い。XPやスクラムは型を持っている。
- カンバンは、今あることを目に見えるようにすることから始まる。
- リーンスタートアップは、開発のバックログをビジネスまで広げたもの。
- リーンシンキング+トヨタウェイでマネジメントに使えるようになった。
- スターバックスまでが、効率重視のリーンの概念を取り入れた。オペレーションを早くすることでお客様と話す時間をつくるためのものだった。現場でそれを実行した。
- 大テイラー主義に、科学的管理手法。計測主義。そことは、ちょっと違っていて、サイエンティストが外にいるのではなく、チームにいるのだ。チームで測って、チームでカイゼンするのがリーンだ。
- 経営陣はアジャイルをリーンと呼ぶ。
平鍋流リーンの定義
- 顧客の目で価値を定義
- 価値の流れを可視化(指でさせるようにする)
- それをエンドツーエンドで細く、早く流れるようにする
- その流れのカイゼン活動を、現場で実際に仕事をしている人々が行う
WaterFallは太い流れ。リーンは、細く、シューっと流す。「1個流し」がToyota流。できるだけ在庫を減らす。
リトルの法則
WIP= LEAD TIME(出来上がるまでの時間)× スループット(生産性)同じスループットなら、WIPを小さくすれば、リードタイムが短くなる。早く提供できる
未完成のものを減らせば、早くできる。
人間は学ぶことができるという特徴がある。
WFは一筆書き。爆弾処理だと思おう。アジャイルは危険だから小分けに使用。小さい爆弾だから死なない。やっているうちに上手くなる。
渡す前に声かけようよ。向き変えようよ。回していくうちに上手くなる。終盤にくると上手になっていく。
ScrumとKanbanとセル生産(1人で全部つくる)の共通点
- WIPを制限する
- 時間を使って制限する。顧客の価値に注目する。
車の生産
リーン生産を考える時、アマゾン川流域に考えると、それは全部の支流にあたり、全部在庫になる。売れたという市場の状況がそれぞれの現場に知らせる。知らせが来たらつくる。1個売れたら1個つくる。
屋台(ホットドックスタンド)
全体を知っていることでカイゼンが生まれる。1つのことをやっているとカイゼンが生まれない。顧客に面前していることで、カイゼンしようと思える。なぜなら顧客を喜ばせたいから。
プルコンセプト
顧客価値に近い方から終わらせる。Stop Staring.Start Finishing.
The End Of Methodology
- ふりかえりカイゼンフレームワーク
- 振り返りながら自分たちでつくっていく。それは、方法論という名前ではない。
- Crystal,Scrum,Kanbanがその例でルールからなる。でもカイゼンして、成長する仕組みができるようになる。
- http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2011/05/end-of-methodology-ja.html
- リーンとは在庫を少なくするコンセプト
- フレームワークを定義しているけど最終目的地はわからない。
- 現場現場で立ち上がってくる。現場を変えていこうというライフハック。それが現場が立ち上がっていくということ。
- ここ、あれ、って呼ぶことができる、コミュニケーション空間をつくる。直感での把握空間をつくることができる。それがカンバン。ハードディスクでは指差しできない。
- いろいろな人が集まって、話ができる。偉い人に見てもらえる。
ブラジルの例
顧客の目で価値を提供する。顧客の製品を棚におくことで、顧客の目になろう。お客さんに要点を当てる。
産業のパラダイムであり、マネジメントの本質。リーンの本質
時代の変遷今:現場で考える人々(リーン)
昔:交換可能な人(大量生産)
もっと昔:交換可能パーツ(銃の組み立て)
現場の人が考えて、顧客の目線で考え、現場でカイゼンするような文化をつくる
第二部:「本質」を「現場」に繋げるディスカッション(40分)
Q. マンネリ化の解消法法は?A.
- 発言する人とトライする人が同じでチームになっていない。
- 少なくとも、13年間毎週振り返りをやっている。秘訣より習慣化している。司会は持ち回りになっている。サイレントブレストで貼っていくことで全員参加になりえる。
- 一回失敗させる。
上司のところに行って、今期の目標を聞いて、何か手伝えることはあるかという、聞いて上げる。つらい人に聞いて上げる、それの提案の協力するという提案をするだけで良い。
Q. 割り込みを制御するには。
A. 割り込みには付箋の色を変える。付箋の大きさを変える。量が分からないので見える化するようにする。
一個流しが重要
タスクにながす人の制限。手があく人。マンパワーのマネジメント。
コンセプト上で1個だけで、連続して1個が沢山流れるのが理想。作業人によってばらつきがあるので、WIPの最適化は現場できめる。少ない方が良い。目に見えるようにすることが第1。
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