このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2015 diff』の3日目の記事です。
昨日のエントリーは、@papandaさんによる「違いに向き合い続けたことで、前進をしてきた。」でした。
ぼっち
ひとりで開発している人って結構いると思う。
私も20代の頃、ずっと1人で開発していた。
配属先はどこも少人数で、新しいことにチャレンジする部署を多く経験した。
前例のないことばかりする。
だからワークフローやプロセスが確定している業務はあまりしたことがない。
プロセスやテストなど、まったく分からなく、存在すらなく、自分で調べ、構築するしかなかった。上司も分野が異なっていたので参考にならないことが多かった。
隣の大所帯の部署やチームを羨ましく思っていたものだ。
他の開発の現場ってどうなっているのか、気になって聞いたけど、まったくついていけていない自分がいたりした。そう、一回で諦めたんだ。うーん懐かしい。
21世紀
今は世の中が大きく変わっている。
社外の勉強会などに目を向ければ、課題を持った仲間が見つかる。
どの開発の現場も同じような課題を持っている。
既に経験している人もいるだろうし、丁度ぶつかった人もいるだろうし。
そこにdiffが存在しているだろう。
経験者の話に耳をすまし、プロセスや概念を真似してみよう。
真似るだけでは、うまくいかないことも多々あるだろう。
でも、そこで諦めてはいけない。
経験者は自分の頭で考え、試行錯誤しながら、その文脈で成功したのだから。
考え続け、カイゼン続け、同じように試行錯誤しながら、自分のチーム色に染めていけばいいだけだ。
社内は?
社外の方がハードルが高ければ、社内に目を向けても良い。
同じ会社でも絶対diffがとれるはずだ。
座談会という形式で人に集まってもらうだけで、いろいろな話題が聞けるはずだ。
不安に思っていたり、自慢したい事でも良い。
アドバイスをしたいとか、何かを解決したいとすら思わなくても良い。
感じれば良いのだ。
違いを面白いと思えばいいのだ。もしくは、類似点を面白いと感じればいいのだ。
耳をすませば
うちの会社には、そんな場が存在する。
チームの問題をお互いに共有し、気がついたことを持ち帰る。つまりdiffを自分たちのチームに持ち帰る場なのだ。
心の中で勝手に名付けている。「耳をすませば」委員会。
聖司:ここ、俺の秘密の場所なんだ、もうじきだぞ
聖司:これを雫に見せたかったんだ
聖司:おじいちゃんから、雫のこと聞いてさ
聖司:俺、何も応援しなかったから、自分のことばっかり考えてて
雫 :ううん、聖司がいたからがんばれたの
雫 :私、背伸びして良かった
雫 :自分のこと前より少し分かったから
雫 :私、もっと勉強する
雫 :だから高校へも行こうって決めたの
「耳をすませば」の映画のワンシーンの台詞を引用
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005R5J9 |
こんな感じで、お互いが成長を刺激合う空気や関係が、その場にはある。
こんな関係で常にありたい。社内でも社外でも。
この委員会を運営・参加しているメンバー、そして見学にきてくれるメンバーに本当に感謝している。
どうにかしたいと思ったら、行動してみるべきだ。人が集まったり、集まらなかったり、山あり谷ありだけど、場をつくること諦めたら、そこで終わる。
継続して実施していくことが大事なんだ。試行錯誤を楽しもう。時には美味しいものを食べながらね。
影響
ビジネスは、その先に必ず利用者がいる。その利用者に影響を与えているのだ。
僕たちは、自分たちの力で世の中を変えていける力を持っている。
その力をどうやって活かすか、成長させるかは、結局は自分次第なのだ。
そのために、自分の現場の話をささやこう。恥ずかしいことなんてない。
使っているツールが古くても、そこに何かの価値があるから。成熟したプロセスになっているのだろう。
ただ、そのプロセスを便利にする方法があるかもしれないから、考えるのを止めてはいけない。
完全解
完全な正解は存在しない。
共有の場で何かを得ようとかせずに、疑問をぶつけようと、しゃかりきに頑張る必要もない。
もっとシンプルで良い。
正直に自分の開発の現場の状況を共有することをささやくことから、はじめてみるだけでいいのだ。そのさざ波が新しい波を呼ぶはずだ。
一歩一歩、1cmでも1mmでも良いんだ。時には後退しても。違う視野で、異なる世界を見てみよう。
まったく関係ないけど、先月、炊飯器を買い変えた。
めちゃくちゃご飯がうまくなった。保温しておいてもうまい。
「なんじゃこりゃー!」って思ったんだ。
あたりまえの日常に疑問を持つ。スゴく重要だと気がついた。
変化とはおいしいのだ。
自己紹介
明日は?
なんであんなにPowerがあるのか不思議で不思議でしょうがないです。
勉強会に参加しはじめたのが、ほとんど同時期で、色々な悩みなどを共感しあった心の友で〜す。
どんな話がささやかれるのか、耳をすましましょう。
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