2015年2月12日木曜日

日常に不満があるけれど変わることが嫌な君へ - 越境するための14の方法 -



このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の97日目(2015年2月12日)の記事です。
私自身、Advent Calendarに対して10回目の投稿です。結構アホですね私w


「嫌われる勇気」からの一節

人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのです。ライフスタイルを変えようとするとき、われわれは大きな”勇気”を試されます。
また、こんなことも言っている。
 他者が変わるのを待つのではなく、そして状況が変わるのを待つのではなく、あなたが最初の一歩を踏み出すのです。

われわれは、どんなに不満や不便だったとしても、変化を拒む特性を持っている。心当たり満載の私がいる。この文にある「勇気」を持つため、「最初の一歩を踏み出す」ための道具?概念?を色々あつめてみた。


越境するための14の思考概念・道具・いろいろ

  1. フレーミング
  2. メンタルモデル
  3. ダブル・ループ学習
  4. 守破離
  5. 固定概念
  6. 脳内バリア
  7. オペレーションとイノベーション
  8. 虫の目・鳥の目
  9. 自分の外に原因を求めない
  10. アドラーの嫌われる勇気
  11. 確証バイアス
  12. 勇気づけ
  13. 行動力を生む心がけ
  14. 心配事の9割は起こらない

1つずつ説明するのは色々なリンクにお任せするとして、簡単なサマリーで。


1. フレーミング


学習する組織をつくる:フレーミングの力
http://hisa-magazine.net/blog/manabutikara/teaming3/


世の中を見るフレーム(を変える)こと
人には自分の見方の方が、他人の見方より正しいって感じる認知のバイアスがある

アソシエイトとディソシエイト
「出来事=解釈」を変えることにより、フレームをはずしていく。これをリフレームと呼ぶ。アソシエイト(実体験)状態からディソシエイト(分離体験)スキルを上げていくことにより、感情に振り回されず、自分をコントロールしていく。
マンガでやさしくわかるNLPより
http://www.amazon.co.jp/dp/4820718363




2. メンタルモデル


学習する組織―システム思考で未来を創造する (著)ピーター M センゲ

メンタルモデルとは、私たちがどのように世界を理解し、どのように行動するかに影響を及ぼす、深く染み込んだ前提、一般概念であり、あるいは想像やイメージでもある。
メンタル・モデルに働きかけるというディシプリンの第一歩は、鏡を内面に向けることである。つまり、私たちの内面の世界観を掘り起こし、それを浮かび上がらせ、厳しく精査できるように保持するのだ。
学習する組織 pp.41-42



3. ダブル・ループ学習


ダブル・ループ学習と破壊的イノベーション
http://nedwlt.exblog.jp/15586875/


背景のより深い理解に支えられた理論の再構築、すなわちダブル・ループ学習です。
具体的には、そもそも論の展開によって、真の目的や原因を考えたり、思い込みからくる制約条件の存在を疑ったりします。


4. 守破離


人材育成は「守・破・離」で
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100725/238309


「守」:指導者の教えを忠実に守り、聞き、模倣する段階
「破」:指導者の教えを守るだけでなく、自分の考えや工夫を模索し試みる段階
「離」:指導者から離れ自分自身の形を作る段階


5. 固定概念


ガリガリ君のメーカー赤城乳業に聞く!“固定概念”の壊し方
http://doda.jp/careercompass/compassnews/20140825-9970.html


固定概念を壊す「あそびましょ。」の精神
若手が失敗を恐れずチャレンジできる環境


6. 脳内バリア


マジンガーZの光子力研究所のバリアについて
http://okwave.jp/qa/q8548656.html


子供の頃に見たテレビアニメ「マジンガーZ」に関して、兜博士が研究していた光子力研究所が悪に襲われた時に、バリアで研究所(建物)全体を覆い守りますが、そのバリアは現実に確立されている技術ですか???
確立されているとすれば、どのような技術ですか??
おっと、全く関係ない!!バリアを破る方法は書かれていない!私はバリアを破れってことが言いたかったんだけどね。


7. オペレーションとイノベーション


オペレーションはイノベーションの夢を見るか?
http://www.chem-station.com/blog/2014/03/post-597.html


①開発(品)が人間に対して持つ「価値」の発見、設計または再認識
②想い、情熱、哲学
③厳しく指導しつつも長期間見守ってくれる上司
http://www.amazon.co.jp/dp/4822231437

異質性や多様性を伸ばすための仕掛け...はごく単純で、「あなたはどう思う」と繰り返し質問することだ。p.118



8. 虫の目・鳥の目 


デザインアイデアが続々わき出る3ステップ&トレーニング
http://www.mdn.co.jp/di/articles/2073/?page=3


[鳥の目視点]
 ○ジャンルを超えた新しい価値を生み出せる
 ○総合的なデザインが身につく
[虫の目視点]
 ○オリジナリティの確立ができるようになる
 ○高度な専門性が身につく
http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/


9. 自分の外に原因を求めない

まんがでわかる7つの習慣
http://www.amazon.co.jp/dp/4800215315

人は物事を自分の見たいようにしかみることができない。そのためのパラダイムシフトを起こすには、「インサイド・アウト」に気をつけ、行動を変えることで結果を引き寄せる意識を持つことが大事である 
まんがでわかる7つの習慣 p.25



10. アドラーの嫌われる勇気


嫌われる勇気も大切!思わず感動する「アレフレッドアドラー」名言集
http://matome.naver.jp/odai/2140490619738050701

「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。
誰かが始めなければならない。他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく
http://www.amazon.co.jp/dp/B00H7RACY8




11. 確証バイアス


先入観に縛られて適切な判断を鈍らせる「確証バイアス」を回避する方法
http://gigazine.net/news/20140805-avoid-confirmation-bias/


確証バイアスとは、対象物を評価する際に、先入観に基づいて観察を行い、自分に都合のいい情報を集めてもともと抱いていた先入観に付け加え、対象物の評価にバイアスをかけてしまうこと。正しい評価や判断を邪魔するばかりか、創造性の高い考え方やアイデアを生み出すことにも悪影響を与える

確証バイアスを回避する2つの方法
1.先入観を生み出す原因となる情報源を適切に選別する訓練をすること
2.少し限定的になりますが、Social Science Research Network(通称:SSRN)が発行している記事を読むこと


12. 勇気づけ


勇気づけとは、困難を克服する活力を与えることである。自分自身を勇気づける3つのカギは、下記の3つだという。
  • 所属感:自分自身の居場所
  • 信頼感:周囲の人々に対する信頼
  • 貢献感:自分が世の中の人のために役立っているという感覚

主観的事実で確信をもつ。
貢献することは、自分の富や地位や年齢にも経験にもかかわりなく、意志がありさえすればできる、最も確かな幸福へのパスポートです。
マンガでやさしくわかるアドラーの心理学  pp.212-213
http://www.amazon.co.jp/dp/4820719084



13. 行動力を生む心がけ


色々なことに興味を持つことが、一番の近道なのだと思う。
未知なることを知ろうとすること。本質を見抜こうとすること。その意識が一番、行動につながります。
覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 p.64

http://www.amazon.co.jp/dp/4861139929


14. 心配事の9割は起こらない

http://www.amazon.co.jp/dp/4837925081

莫妄想
比較なんかしないで、絶対の自分を信じて生きよ!
p.15

冷暖自知
実践する中で経験を積み重ねて、体でわかる、つまり、「体感」することで、自分にとって正しい判断ができて、もちろん、行動もついてくるのです。知識だけでは「ものさし」を持つことはできないのです。
pp.68-69

黄金大地
光り輝く黄金の大地があるのではありません。そこにいるあなたが大地を黄金にするのです。
p.79


ここまで、だらだらと書いてきたが、哲学や心理学、宗教といった分野の話が多い。私は素人なので、どんな関連や真理が含まれているのかまでは分からない。ただ、どれも、人間とは何か?幸せとはなにか?といった人間に焦点をあてている。

越境するにあたり、行動するのも、発言するのも、手を動かすのも、全部、自分自身なのである。


今回、「越境」というテーマで10回の投稿をする中で、自分自身や、これまで読んできた書籍に関して、思い起こすシーンが多々あった。紹介した書籍は「まんがで...」が多いので、気軽に手にとってみてはどうだろうか?皆様の何かのヒントになれば幸いだなぁ。

どんなことでも「実践する」というのは、見ているだけ・読んでいるだけの時とは、本当に雲泥の差があることを実感した2015年冬。

タイトルは、「日常に不満があるけれど変わることが嫌な君へ」としたが、君とは私自身のことである。


この機会を与えてくださったDevLOVEの皆様、読んでくださった皆様、本当に感謝しています

次は?


さてさて、明日はAさんです。どんな話が聞けるのか楽しみですね。

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